911

September 11, 2011

911同時多発テロ 10周年と音楽・映画

WTC 911

今日は9月11日で、アメリカで同時多発テロが起きた日。今年で10周年だ。

10年前の今日、日本時間では深夜に近いころだった。僕は東京の立川で英語教室の講師として働いており、教材作成のために事務所に詰めて仕事しながらテレビを流していた。すると急に臨時ニュースが入り、旅客機が突っ込んで破壊された世界貿易センタービルがテレビに映し出され、その衝突シーンが繰り返し流されている間に、もう一機の旅客機がツイン・ビルディングのまだ残っている方に突っ込むところがほぼ生で放映されるのを見たと記憶している。僕は大きなショックを受けた。今も当時のテレビを見ていた様子が脳裡に生き生きとよみがえる。

僕の会社の社長がアメリカ滞在中でちょうど日本へ発とうとしていた日の朝だったし、日本で一緒に働いていたアメリカ人講師もロサンゼルスに向かう飛行機に乗っていたのだ。

二人とも色々なトラブルに遭った。社長は日本へ来日を延期せざるを得なかったし、米人講師は小さな地方空港に降ろされ、グレーハウンドの長距離バスで長時間かけて家まで帰ったそうだ。

このテロにより大勢の犠牲者が出た。まずは罪も無く亡くなられた犠牲者とその遺族の方のご冥福をお祈りします。

この911同時多発テロ、当時のブッシュ政権の中東政策によって引き起こされたとも言われ、またブッシュ政権の策略によって起きたという謀略説もある。

マイケル・ムーア監督によるドキュメンタリー、「華氏911」はその謀略説を裏付けるような作品となっている。

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また、音楽の世界でも事故直後に日本のラップグループ、キングギドラが911(ナイン・ワン・ワン)という曲を制作。(リリースは日本の言論統制のため(?)一年延期して2002年) アメリカではジョン・メレンキャンプ/John Mellencamp が「トゥ ワシントン/To Washington」という歌でブッシュ政権の石油利権を批判している。イギリスのビリー・ブラッグ/Billy Bragg も「石油の価格/Price of Oil」という歌を発表し、ビンラディンフセインも元々はアメリカが育てた独裁者だと言いながらブッシュ政権を非難。その後開始されたアフガニスタンの攻撃に象徴されるアメリカの独善主義は日本の長渕剛 の「静かなるアフガン」やザ・ハイロウズ「アメリカ魂」をはじめとして世界で様々な非難の声が上がった。

ジャマイカの重鎮、ジミー・クリフ/Jimmy Cliff も「テロ/Terror(9/11)」という曲を発表、「テロに対するテロは切りがなく恐ろしいこと」と歌っている。

今日は911同時多発テロの犠牲者を追悼しながら、この事件が意味するところを改めて考えてみてはいかがだろうか?アメリカでは911テロを第二の真珠湾攻撃と位置づけているのだから。


paul83 at 10:24|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

September 11, 2005

911同時多発テロ 4周年を迎えて 歌詩を追加4

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911・同時多発テロ 今日は日本での選挙投票日・テロが起きないことを祈りながら書きます。

同時多発テロのときに世界がアメリカに向けた同情は、4年経った今、ブッシュ政権の対テロ政策により、雲散霧消となった気がする。 米国は自分たちが初めて本土を攻撃されたのだが、米国はこれまで無数の国々を攻撃してきた。 冷静に考えれば最初から同情の余地などなかったのである。

WTC 911


特にパレスチナ・イスラムの人々にとっては、米政府がイスラエルと友好関係を深め、イスラエルのパレスチナに対する暴行を支持し続けていることが大きな問題だ。米国は、恒常的にイスラエルのパレスチナに対するテロを支援してきたことになるのだ。 911同時多発テロは、イスラムの世界からの報復と見るしかない。

すると、ブッシュ政権のとった政策―アフガン空爆・イラク戦争など―はテロに対する報復に対する報復なのだ。 キングギドラの「911」は本質をうまく表現していると思う。

そこで今回は自然界が米国本土に殴り込みをかけた。 カタリーナである。 この被害は甚大であるが、米政府の対応が槍玉にあがっている。 救援活動に大いに問題ありだ。 特に目立ったのは貧困層の人々に対する措置だ。 お金持ちは皆、事前に警告が出た時点で、自家用車や飛行機などで自力で非難していた。しかし、貧困層には車もないので、救援のバスを待つしかない。 バスが足りなくて待っている間に、彼らは飢え、病に冒される。 まさに「Kill the Poor」(貧乏人を殺せ)政策である。

この災害で問題となっていたのが、略奪行為。 商店を破壊し、物を盗むものたちがたくさん出てきたという。 僕が思うところ、すでに避難した人たちは自分の命と引き換えに自分たちの商品を放棄したのだと思う。その商品を、命の危険に晒されながら、生き延びるるために奪って食べるのが本当にいけないことなのだろうか? その防止のためにたくさんの州兵を動員するなんて、本末転倒ではあるまいか。

拳銃所持が合法化されている米国で、このような混乱状態に陥れば、自分の武器を持っている者が自然と幅を利かすだろう。 この混乱に乗じて、強盗・殺人が出てきてもおかしくない。

世界で被災者に対し、多くの援助が送られているが、米国の救助隊よりもカナダの救助隊が先についた、New OrleansのとなりのSaint Bernerd市民などは米政府に見捨てられたと思ってもおかしくないだろう。

今回「プロテストソング・トピカルソングの傑作集」911同時多発テロがらみの曲を特集した。今回新しく作ったのが、

ブルース・スプリングスティーン/Bruce Springsteen の3曲 
The Rising, Into the Fire, Devils and Dust.

ジミー・クリフ/Jimmy Cliff の "Terror (September 11th)"

ボン・ジョヴィ/Bon Jovi"Undivided"

ポール・マッカートニー/Paul McCartney"Freedom"

他にもたくさんあるので、ぜひ今日たくさんの人たちに遊びにきて欲しい。



paul83 at 08:46|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック