長谷川きよし
October 16, 2007
長谷川きよし 盲目プロテスト・フォークシンガー

10月15日付けの日刊ゲンダイに長谷川きよし という歌手が紹介されていた。2歳で失明して目が見えない。12歳でクラシックギターを始めて、音楽の道を歩き、1969年に「別れのサンバ」でデビューした。サンバ、ラテン、シャンソンなどを取り入れた独自の音楽スタイルで人気を博したという。
彼は歌手でありながらも社会的な発言をする文化人でもある。83年には参院選挙にも出馬して話題になったようだ。彼が作る歌にもそんな姿勢が反映されている。
58歳になった今年もライブを行なっているが、そこで最近必ず歌っているのが「かなしい兵隊」。ずっと歌っていなかったが、イラク戦争始まった頃から歌い始めたという。これはタイトルで分かるように反戦歌である。
僕は「かなしい兵隊」を聞いたことはないが、長谷川さんが歌手として歌と言葉を武器にして戦う姿は素晴らしいと思うし、多くの有名な歌手も見習って欲しいと思う。以前、大スターの長淵剛が「静かなるアフガン」を発表した時、僕は素晴らしいことだと手放しで喜んだものだが、ネットの反響を見ると、必ずしも好意的な意見ばかりではなかった。それは皆がまったく同じ意見である訳はないので仕方ないが、僕らは長淵のような行動をもっと色んなシンガーたちに期待しても良いのではないだろうか。
最近ではさだまさしが紅白で反戦平和メッセージを歌うのが目立っているが、僕はそんな歌がたくさん生まれてくることを期待しているし、できることなら、ブログで紹介したいと思う。