派遣
March 28, 2016
戦争の民営化、戦争の非正規化すすむアメリカの経済的徴兵制
月刊誌『KOKKO』編集者・井上伸のブログ
戦争の民営化、戦争の非正規化すすむアメリカの経済的徴兵制、戦争請負会社の派遣社員はヘルメットや防弾チョッキも自腹購入しモノ扱いで戦死してもカウントされない、終わりなき対テロ戦争で巨万の富得る1%
参考までに記事の見出しと最初の文を引用しておく。これだけでもかなりの量だが、興味を持った方は本編をぜひ読んでほしいと思う。
9・11もパリのテロ事件も「当日もショックだったけれど翌日はもっと怖かった」
対テロ戦争、今までの戦争と大きく違う2つの点
――世界中が戦場となり、戦争に終わりがなくなった
緊急事態宣言下で全米に3千万台の監視カメラ
ニューヨーク警察の隠しカメラ
「警産複合体」と空爆1回で1億円儲かる軍需産業
テロ翌日、跳ね上がる軍需産業の株価
レーガンによる「企業が世界一ビジネスしやすい国」づくりへの転換
アメリカの「落ちこぼれゼロ法」を真似た橋下徹氏
先生を非正規に変え、労働組合を解体
学校の株式会社化で教育難民が多く生まれる
公立学校解体→教育難民→経済的徴兵制
民営化された戦争――防弾チョッキ支給されず「激安防弾チョッキドットコム」で自腹で購入する兵士
最低限の暮らしを取り戻すために戦争へ行くしかない
憲法9条と25条を守らなければ日本もアメリカと同じに
奨学金ローン地獄も経済的徴兵制のビジネスモデルのパーツ
奨学金ローン返済のため戦争請負会社の派遣社員としてイラクへ、劣化ウラン弾で被爆
オバマの「イラク駐留兵士減」「戦死者減」のウソ
対立するのは上位1%の多国籍企業の投資家たちと、それ以外の全員
多国籍の派遣会社が世界中のワーキングプアを戦場へ派遣
世界中のワーキングプアが支える戦争
99%と対立する1%は巨大多国籍企業
日本の報道自由度ランキング61位と、報道を信頼するランキングトップ
引用元→ 月刊誌『KOKKO』編集者・井上伸のブログ
December 13, 2014
派遣法改正、これはさすがにおかしいだろう!
人材派遣会社で単発の仕事を得るのは難しい!


僕は自営業で語学スクール運営(というか、講師業)を始めて8年になるが、いつも生徒数が少なく収入も足りないため、人材派遣会社から仕事をいただいて、週末は派遣の仕事をすることが多かった。
当ブログを始めたのはそれよりもっと前の僕が失業した頃で、自分の転職・再就職活動の活動の様子なども書いてきた。
今も単発の仕事を探しているが、なかなか見つからない。特に土曜日に授業を組んでしまったため週末の仕事がなかなか決まらない。以前からお世話になっている人材派遣会社には引き続き日曜日だけのスポット勤務とか、断続的にお世話になっているが、新たな人材派遣会社で単発の仕事をもらおうとしたら難しい。
現在、単発の仕事があると謡っている派遣会社で単発の仕事を依頼すると、次ような条件を満たしているか確認される。
とある人材派遣会社のサイトから
【就業について】雇用契約が30日以内の派遣(日雇い派遣)のお仕事をご希望の場合、以下のいずれかに該当することを証明するための書類をご提出いただく必要がございます。・世帯収入合計が年間500万円以上かつ主たる生計者でない方・昼間学生・本業で個人年収が500万円以上あり、副業として派遣で勤務する方・満60歳以上の方
これ、誰が決めたんだろう。ハッキリ言って僕の世帯収入が500万円もあれば派遣会社に登録してまでそれ以上働こうとは思わない。今ネットでやっているアフィリエイトに専念できれば小遣い稼ぎは十分できる。
本当に単発の仕事がほしい人は、僕のように本業の収入が足りないから他の仕事をして得た副収入で穴埋めをしようという自営業者みたいな人々ではないのか?
このような規則を作った役人たちはお金持ちでさらに儲けようとする人を規制 しようというスタンスのように思える。
こんな規制に神経使うより、実際に福島第一原発や他の建設現場で行われている二重、三重の派遣を取り締まる方に力を注いでいただきたい!
労働者を守るための法律じゃないか!なぜ労働者が仕事を探しにくく、続けにくく改悪しているんだ?
最近はアルバイト探しもインターネットを使うと簡単に探せるようになったが、直接雇用ではなく、人材派遣会社に登録しないと仕事ができないことが多い。昨今、人材派遣会社はたくさんあって、仕事によって派遣会社が違ってその都度登録しなければならなかったりする。いくつも派遣会社に登録するとIDやパスワード、メールの管理も猥雑になってくる。
だから、人材派遣会社の乱立にも歯止めをかけてほしい!人材派遣会社は聞こえは良いが、所詮、スタッフを派遣することでお金を儲けている、労働者の問屋さんだ。労働者は一商品に過ぎない。
派遣会社と企業とはお互いに補い合い、その間で労働者という商品が流通して使い回されて最後には捨てられる。一生派遣労働だけで生きていけるものか!
政府は現在も新たな「改悪」を目論んでいるらしいが、本当、何もしないでくれるほうがよっぽどましだ。労働現場をわかってない人たちが集まって議論したってろくな解決策を考えられるわけがない!ほんとうに、いい迷惑だ。

May 04, 2011
原発作業員・労働者の証言から
「始末書の話」
「一日被曝量は100ミリレム(1ミリシーベルト)ときまってた。建屋内ドレイン清掃など、それで終わるはずはない。どうしても、越えてしまう場合がある。
すると、始末書をかかんとあかんのや。会社のせいで、長い時間働かされてるのに、始末書書いて責任とらされ、怒られるのは、労働者たちやで。会社が始末書かけ!とおもたけどな。とにかく、始末書書いて怒られるのいややから、被曝量を少なく書かいてしまうの、人情やろ。
会社のせいで、除染せんとあかんようになって、それを除染して、
被曝して、怒られて。
怒られるのいややから、被曝量少なく書いて、病気になって。
この世の中、わしらみたいな、底辺の人間をさらに、底辺に押し込んで、
みんな幸せにくらしとる。なんか、せつないことやけど」
このような労働者の後ろには彼らに仕事を提供する人材派遣会社があって、原発作業によって大きくなったそうだ。http://
以下に引用するのは、同じ方が別の方の日記に投稿した声の中で紹介されていた原発労働者の証言。
青山 徳次さんの証言(無職・当時65)
午前8時には原発内部に入りましたよ。
パンツ1枚になり、アンダーシャツとモモヒキ、薄い手袋をはめ、靴下一枚、黄色のつなぎを着て、 ゴム手袋をつけ、ガムテープで隙間をとめましたな。
それとポケット線量計を首にかけ、マスクなんかなかった。
口や鼻から放射能を吸い放題だったわけさね。
島根原発の下請けビル代行で、昭和47年のことだ。
わしの作業は、モップとウエス(雑巾)で床をゴシゴシする作業だけだった。
汚染のひどいところには水をまき、モップでこすり、厚いウエスで5、6人がかりでふくわけね。
わしは技術がなかったので、放射能除染作業ばかりでした。
原発内部に突っ込まれると思ってなかったんで、事故の時の補償があるのか、ビル代行の所長にたずねたけど、 法規に基づいたものはあるが、放射能についてはないとハッキリ言ったので、不安になってきた。
下請け会社の一時雇われ作業員の命を縮めること無しに今の原発は維持できないシステムになっている。社会の底辺で働く彼らが健康を害している間に電力会社が肥え太ってきた。日本政府はこの問題を解決することなしに原発政策から手を引くべきである。それができないのであれば、福島の原発事故が収束する見通しが立たず、数多くの被災者の方々に対する十分な補償も期待できそうにない状況で、殺人政権と言われても仕方ないだろう。
May 03, 2008
家具配送の仕事
このゴールデン・ウィーク、時間はあるがお金が無い。ということで働いてみようと思い立ち、以前お世話になったことがある派遣会社に連絡、配送業務を手伝うことになった。9時から17時までの拘束8時間、勤務7時間で、時給は1,000円。7,000円の稼ぎになる予定。
東京都渋谷区内某駅にてトラック・ドライバーのKさんと合流。配送物は高級ブランドの家具配送。ルートは世田谷区から神奈川へ向かい横浜・川崎を回り、港区・品川区・大田区と、都内へ戻るルートの予定だった。
それが驚いたことに、途中でルート変更。別のトラックと待ち合わせして、積荷を入れ替えること都合2回。Kさんはこのことにとても怒っていた。この作業は大変なタイム・ロスが生じる。配車担当者に対して文句ばかり言っていた。
時間指定のお客様を結果的に2時間以上待たせることになってしまった。全ての配送が終わるのも予定よりかなり遅れて18:45分。僕には90分の残業が付いたので、まぁよかったかな、と。
結局ルートはまったく変わり、最終配送は横浜市港南区。僕はそんな場所で終わって、生まれて初めて横浜市営地下鉄ブルーラインに乗って帰ることになってしまった。
この家具配送業務、生まれて初めて経験したが、配送業者の大変さがよく分かった。
このような残業は日常茶飯事で、僕を降ろしたあとは配送センターへ行って翌日配送の荷物を積んで、やっと家へ帰れるということだった。翌日はもちろん朝早く運転開始。
配送業務は基本的にダンボールに入った家具を家の前まで持って行き、外で開梱。ダンボール、緩衝材、包装資材などゴミが出てくるが、それはあとで回収する。家具とそのパーツだけ取り出して家の中へ運び、組み立てる。引き取りがある場合は、その荷物を積む。最後にゴミをトラックに積める状態にしてトラックに積む。
配送が7件位あったが、その内一件は一度配送した家具に問題があっての返品交換。もう一軒は、積み方に問題があったのか、キッチンチェアの背もたれ部分が破損していて、新たな返品交換商品発生。
家具はとても重たいので、少しの距離でも移動させるのは大変だ。普段筋力を鍛えていない、事務職専門の僕にとっては大変なことだった。助手なので移動中は助手席に座っているだけで楽なのだが、目的地に着くと突然大変になる。このギャップがたまらない。また、家具を傷付けたり、家の中で運ぶ最中に家を傷付けたりすると賠償責任が問われるので、慎重に気を使うため、精神的にも疲れる。作業中はKさんに怒られてばかりだ。
派遣助手が読むことになる告知には賠償責任問題についてしっかり書いてあり、責任の所在がはっきりするまで何時間でも拘束するという厳しい内容になっている。
初心者同然の僕に、「今日は一人で働いてるようなものだから時間も掛かるし大変だよ」と何度もイヤミを言われたが、こちらは、「すみません」と大きな声で謝るしかない。でも、僕のように30代・40代の助手が付くことが時々あるらしいが、みんな怒鳴られてばかりだと言う。もう社会経験もかなりしているんだから大丈夫かと思ったら全然ダメなんだよ、と。
随分とストレスが溜まったが、僕はKさんを憎んではいない。いい人だと思い、自分が充分にお手伝いできなかったことを申し訳なく思い、もう家具の配送は辞めようと思った。この内容でこの時給では割に合わない。
それにしてもトラックの運転手は過酷だ。運転中に携帯電話で連絡を取る、ハンドルの上に地図を広げて走りながら道を探す(実に何度も道を間違えた)、事前申告しない高速道路の使用は自腹、急なコース変更への対応、時間が無いので昼食を取れないことがしょっちゅう、家具の慎重な組立作業など。
Kさんは自称「インテリア・コーディネーター」だそうで、家具を運んで間取りを初めて見てその場で家具をどのように設置するのか判断してアドバイスを与える技量を備えているそうだ。
昨日は一日、いい経験をさせていただいた。Kさん、ありがとうございました。