水道民営化

September 21, 2020

水道民営化、できるようになっちゃったのね。

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Moor119

過去、2年前に水道民営化の問題をブログで取り上げた。 マイケル・ムーア/Michael Moore 監督のドキュメンタリー映画、華氏119/Fahrenheit 11/9 のミシガン州のフリント市の例をご紹介した。



それから2年が経とうとしているが、安倍政権の間に民営化が可能になったようだ。 なんとも日本国民、おめでたい人々だ。人が生きるために必要なライフラインを公から民へ、それも外国の企業に売り渡すなんて、マジで自殺行為だよ。 この状態を元に戻すためには何が必要だろうか?


最近、ようやく終わった安倍政権を、新しい総理大臣が頼んでもいないのにしっかり継続していくというのだから話にならない。

都知事選で落選して次は衆議院選挙で国会議員になろうとしているれいわ新選組山本太郎代表が、水道民営化についてゲリラ街宣で解説してくれたのでその動画をご紹介する。8分ぐらいの動画なので、ぜひ全部見て欲しい。



 今、水道を管理している各地方自治体が、海外企業から自らの水道制度を守るように住民が力強く抵抗していくしかない。 そして、これを決めた自民党政権を終わらせることだけが、水道民営化の進展を完全に止めることができるのだ。

今、ペットボトルに入った水が当たり前にコンビニなどで買えるようになったが、僕が子供の頃は水道水をそのまま飲むのが当たり前で、飲水を買うような未来は到底想像できなかった。それが今は普通になっている。ここにも外国の企業がすでに参入している。水道制度を買って一儲けしようとしているのも同じ企業である。 ようするに、その特定企業がより多く儲かるようにするための政策なのだ。





今後は、水道料金が高騰して水道を使えなくなったり、安い水は汚れていたりすることが当たり前になる可能性だってあるのだ。 こんなことは絶対に阻止しなければならないと思うが、読者の方のご意見はいかがだろうか?




paul83 at 19:13|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

December 15, 2018

安倍政権の横暴 水道民営化(華氏119を見て)

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安倍政権になって、消費税の10パーセントへのアップ、秘密保護法案や移民法改正法案など、国民にとって負担が増える法案の強行採決ばかり続けられている。そして最近は国民の命を直に左右する水道法が改正された。

そして先日は岩手県のペンション村として知られる雫石町で問題が起こった。ここは最初から水道が民間企業によって始められたところで、おいしい水道水として知られていたが、水道ポンプ用の電気料金等を払えなくなって住民たちの水道使用継続に赤信号が灯った。突然追加料金を請求され、支払わない場合は水道をストップするという宣言が成された。( 町で水が止まる危機 住民困惑…何が?

水道民営化が可能になってしまった直後にこのような事例が現れるとはなんとも皮肉である。

世界の多くの国々で水道が民営化されたものの、問題が多くて再度公営化された事例が多いのだが、これらに学ぼうとせずに十分な審議を経ないまま通された改正水道法案は、断固としてつぶさなければならない。
Moor119

実は最近公開された、マイケル・ムーア監督によるドキュメンタリー映画、「華氏119/Fahrenheit 11/9」でもミシガン州フリント市で起きた重大な事件が紹介されていた。
ニューズウィークの記事
水汚染に対するミシンガン州の驚異的杜撰さと違反の隠匿

2010年にトランプ大統領の知り合いの大富豪、リック・スナイダーが州知事になった。2014年にはフリント市の水源を、水のきれいなヒューロン湖から汚染されたフリント川に変更した。川水が汚染されていたので、老朽化していた水道管の鉛が水道水に混入するという事態になった。そのために多くの市民が、子供たちも含めて、健康に深刻な被害を被った。

なぜこうなったかといえば、フリント市がより良い水道公社に作り替えることを決めたが、貧困層が多いフリント市ではその費用が払えなかった。そのために公社に加わらず、フリント市独自の水道事業を始めなければならなかった。

フリント市には大手自動車企業のGM、ゼネラル・モーターズ/General Motors の工場があるが、そこで使用する水も汚染されて大きな問題になったので、その工場へだけは新水道公社から水が供給されるようになった。

フリント市出身のマイケル・ムーア/Michael Moore リック・スナイダー知事の逮捕を求めて立ち上がった。黒人が多かったので、人種差別的な政策でもあると訴えた。

そして大きな訴訟問題になり、アメリカ合衆国政府的な連邦災害宣言を要求されるまでになった。そしてオバマ大統領がフリントまで飛んで行く。市民たちは大いに期待したが、オバマ大統領はコップに入れて出されたフリントの水を口に付けるだけで飲んだふりだけして、事実上の安全宣言を出して市民たちの期待を完全に裏切ってしまった。

この事例は民営化とは少し異なるが、採算重視の政策が人道的とは思えない政策を行わせたという意味で、今後の日本でも水道が民営化されたら十分に考えられる悲劇である。

この動画は映画の予告編だが、フリントの水を詰めたタンクローリーでスナイダー知事の家の前に降り立ち、放水するシーンから始まる。

これまでの水道民営化、再公営化の流れを知りながらもあえて水道民営化への第一歩を踏み出す日本政府は、間違いなく、日本国民の利益ではなく、海外のグローバル企業の利益のために仕事をしていると確信する。

水道民営化や秘密保護、TPP、消費税増税、移民法改正など、現在の安倍政権下で可決された国民を苦しめる法案を破棄するためには自民党政権を一日も早く終わらせなければならないと思う。

山本太郎VS麻生太郎 の質疑 
2017年3月 8分11秒目、水道民営化の後の再公営化の話のところから再生


こちら、森永卓郎さんの解説も聞いてください。


良心的で学識のある日本国民の皆さん、

どうか安倍政権を終わらせるために

立ち上がってください!



paul83 at 20:13|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック