松本
February 21, 2010
親戚の結婚式.に行ってきました。
お父様が地元で力のある在日コリアン商工人なので、式は高級ホテルを使って盛大に行われた。僕も弟と一緒に前日に行って一泊させていただいた。
在日コリアンは披露宴の場で結婚式を行う場合が多いのだが、今回は披露宴に先駆けてホテルにあるチャペルで式を行った。キリスト教結婚式風の入場・退場だったが、式の内容は通常通り宣誓文を読み上げて指輪を交換し握手するという段取り。教会式での定番であるキスシーンは残念ながらなかった。教会での一風変わった結婚式の雰囲気を味わうことができて面白かった。
披露宴は、在日コリアンの場合よくあることだが、日本語と韓国・朝鮮語(以降ウリマル)を交えて進行する。そこで大変なのが司会者。今回の司会者は僕と同期で朝鮮大学校の文学部を卒業した京都のキム・チンシルさん。彼女は大学時代から司会やアナウンス、MCなどで活躍していたが、今もこのような仕事を専門にしているとのこと。今回は半ば通訳を兼ねた司会だったが、とても上手かったと思う。ウリマルから日本語への訳は要点を適格に述べていた。
終盤はお決まりの民謡メドレーで、ご年配の参加者たちを中心に民族ダンス・パーティーの様相を呈した。
久しぶりにかつての東京朝鮮中高級学校時代の同僚教師二人に会えた。一人は在日本朝鮮サッカー団に所属していたリーさん、もう一人は現在長野の朝鮮学校の校長先生であるチン先生。
もちろん、新郎のおばあさん(僕のおば)やその家族と会っていろいろお話できたのも良かった。
新郎新婦のご家族の皆様、お疲れさまでした。僕は楽しい思いをさせていただき、最後まで親戚として一緒に過ごせなかったことを申し訳なく思っております。
新郎新婦、スンホ君・チヨンさん、お幸せに!
January 22, 2009
長野(松本)のおばのお見舞い

先日長野県の松本へ行って来た。松本にはおじ一家が住んでいる。
おじは随分前に亡くなられたが、今度はおばさんが倒れて入院されたというのでお見舞いに行った。
おじのお葬式以来の松本で、随分久しぶりの訪問となったが、僕の従姉妹となる長女が僕らを心からもてなしてくれた。 却って気を使わせてしまい、申し訳なかった。
入院中のおばは数日前に倒れ、酸素マスクを付けてとても危ない状況だったそうだが、僕らが病室へ行くと体を起こすことはできなかったが、酸素マスクもはずして喜んでお話をしてくれた。 僕が幼い頃にはとても怖いおばさんであったが、今はとても優しい人になっていて、僕ら家族や他の親戚のことを心から心配していた。
おばさんは韓国で12歳まで過ごした在日1世、または1.5世。昨年は60年ぶりに故郷を訪問できるほど元気だったそうだ。 だが、いつも吸っていたタバコのせいで肺が真っ黒になって呼吸が難しくなっているそうだ。
でも徐々に良くはなってきていて、最近一日一食はお粥を食べられるようになり、従姉妹にはイチゴが食べたいと言っていた。
おばさんに、退院したらまた遊びにきます、といって病室を出た。
ベッドに横たわるおばの姿は、自分の父の晩年を思い起こさせたが、おばはまだしっかり考えて話すことができるので、精神面ではまだまだ大丈夫だと思った。
早く良くなって退院してくださいね。