在日朝鮮人
March 27, 2026
僕が好きな在日歌手たち〜YOUTUBEチャンネル作ったよ
僕は在日コリアン。在日朝鮮人とも在日韓国人ともいう。日本社会ではアウトロー的な位置づけになっているが、日本文化、もしかしたら政治にもいろいろと影響を与えつつ、3世代にかけてしたたかに生きてきた。今の子供たちは5世代目だったりする。帰化した人もいれば、してない人もいる。
かつて60万人と言われた在日コリアンのコミュニティにもミュージシャンがいた。僕にとってその先駆けは白竜だ。 白竜の歌を知ったのは高校時代までさかのぼる。当時、雑誌で、光州事件をテーマにした「光州City」を発表したためにレコードが発売禁止になったというニュースを見て興味を持ったのだった。
その後、アルバムを借りて録音して、テープを何度も何度も聞いて、荒川区民会館でのコンサートにも行き、大人になってからも国立市のイベントで行われたライブを聞いたりした。
その白竜を皮切りに、ある日、上野で開催されたワンコリアフェスティバルで 東京ビビンバクラブ(その時点でレコード購入済みだった)とそのメンバーでもあった朴保、そしてソロシンガーソングライター 沢知恵を知り、韓国からゲスト出演した カン・サネ を知ることができた。その後はこの人たちの音楽を一生懸命に聞いたものだった。
他に、独身時代に別のカセットテープでよく聞いたイ・ジョンミ、結婚後のイベントで偶然出会った パギやんこと趙博 がいる。
今挙げた歌手たちの音源は一部しかスポッティファイなどの音楽配信サービスでは聞けない。その一方でYOUTUBEにはライブ映像を中心にたくさん上がっている。僕も今まで少しだが上げてきた。
そして思い立った。僕もこの歌手たちの埋もれた名曲を普及するためのYOUTUBEチャンネルを作ろうと。そして、そこで僕の父親が作った朝鮮学校関連の歌も公開して見ようとも思っている。
今まで作ってたまった動画を、一部は字幕を付けたり作り直して、4月1日午前0時に一斉に公開する予定だ。
興味ある人はぜひ登録してほしい。他のチャンネルにアップした動画や他の人のチャンネルの動画を含めた再生リストだけは今公開されているので、それをみて欲しい。
ここで紹介した歌手たちの発表済みの動画(他チャンネル)
January 08, 2022
傷痍(しょうい)軍人について
僕が好きでよく聞く歌に、在日コリアンのシンガーソングライター、いや、在日を代表するレゲエ・ロック ミュージシャン、朴保が歌う「傷痍軍人の歌」という曲がある。
こちらの動画で歌詞を見ながら聞くことができる。
随分前のことだが、この曲が収録された Who Can Save the World? という 朴保&切狂言 のCDを買って初めてこの曲を聞いたときまで、傷痍軍人についての記憶は完全に忘却していた。歌詞にあるとおり、まさに子供の頃のお祭りみたいな時に見た記憶が蘇った。
この記事を書こうと思ったのは、最近、大島渚監督が1963年にテレビ番組として傷痍軍人のドキュメンタリー「忘れられた皇軍」を撮ったことを知り、その映像をネットで見たからだ。そのとき頭の中にもやもやしていたものが吹き飛んで、本質がはっきり見えたからだ。
傷痍軍人とは、在日朝鮮人だったということ。
歌の歌詞には「異国の地に葬られ」との部分があるので、もしやとは思っていたが、終戦前には日本国籍になっていた在日朝鮮人は下級(?)日本人として日本軍に加わって戦場に駆り出されたのであった。国内、海外を問わずである。そして負傷しながらも生き残った日本軍兵士は政府から手厚い配慮を受けて怪我の治療に専念できた。しかし、戦後になって日本国籍を剥奪された在日朝鮮人の軍人たちは、外国人だからといって日本政府は切り捨て、何の保障もしてくれなかった。 だから、自分たちでどうにかお金を集めて生きるしか無かったのだが、これは彼らのその様子を取材したドキュメンタリーだった。
これがその映像に朴保の曲を乗せた動画である。
傷痍軍人は在日コリアンだった。だから、同じ在日の朴保がこの歌を書いて歌ったのだ。
こちらのライブ映像では間奏部分(4分40秒目)からその説明をしている。聞き取りづらいかも知れないが、この映像を見た時からおぼろげにこのことは頭の中に記憶された。
デイリーモーションで「忘れられた皇軍」を視聴できる。25分程度なのでぜひご覧頂きたい。戦争によって生まれたこの歴史的で悲劇的な事実を私達は忘れてはならないと思う。
今、ウクライナとロシアの間で戦争が行われているが、そちらでも大勢の戦死者とともに、このような傷痍軍人も日々生まれているのだと思う。こんな戦争は無くさなければならない。









