February 01, 2014
東京都知事選挙が面白い
東京都知事選挙、みんな投票してね!


なぜなら、小泉純一郎元総理大臣が脱原発を叫んで、やはり同じ元総理大臣である細川護煕氏を候補に立てたて参戦してきたからだ。
小泉元首相は以前から脱原発を強く主張しながら、原発を再稼動させようとする現安倍政権にNOを突きつけてきた。
今回の都知事選挙でどうにか脱原発を果たそうとついに二人の元総理がタッグを組んで立ち上がった。
国政選挙が今後3年くらいない中でこの都知事選挙で脱原発の知事を当選させないと、日本はまた原発を動かし、更に作り続けることになってしまう。
東日本大震災と福島原発事故で原発の恐ろしさを身にしみて感じたはずの日本なのに、事故から3年目を迎える前にもう原発を推進しようと、輸出までしようとしている現政権。福島の故郷を奪われ避難生活をしている方々、未だに仮設住宅で暮らしている方がいらっしゃるのに、なぜまた日本は同じ過ちを犯そうとするのか?
小泉元首相と細川元首相の登場により、脱原発と原発推進の真っ向対決の構図ができた今回の選挙。原発推進側にはタレント議員上がりの舛添要一元厚生労働省大臣が立っている。この候補は演説で原発についてはほとんどノーコメントらしい。要は原発以外のところでアピールして当選したら原発推進に加担しようということではないか。だとしたら姑息である。今のメディアはこの人を当選させたいような報道をしている。テレビを信じてはいけない。
僕は当然、脱原発を主張する候補を支持する。僕は外国人だし、今はもう都内には住んでないので選挙資格はないのだけれど。
実は細川−小泉ペアの他にも脱原発を主張している候補がいらっしゃる。それは前回の都知事選で猪瀬氏と競って負けた宇都宮健児元日弁連会長だ。
彼は多重債務者を助けるなど、弱者に寄り添い助ける弁護士として活躍された。都知事選挙の公約の中にも東京も福島原発事故の被災地で、福島から非難してきている方も多いという見識の元に、被災者救済のための施策も考えている。「生活者目線」が彼のアピールポイントである。
実は僕も立川駅北口での選挙演説を聞いてみて、僕のような社会的弱者のことまで本当に考えてくれるのは宇都宮氏しかいないと思った。立川の演説のときは聴衆のひとりひとりと握手を交わそうと歩き回り、僕も光栄にも握手をしていただけた。
この方は更にはヘイトスピーチに反対するネットワーク、反貧困ネットワーク、年越し派遣村の責任者もなさっている。これらの実績からも僕は宇都宮氏を支持したい。
ただ、細川−小泉という二大巨頭が登場したため、脱原発を願う票が割れることが懸念されている。HKコンビの影響力は巨大だ。この巨大な「脱原発」のリーダーには大きな拍手を送りたい。しかし、彼らは一般庶民からは少し遠いような気がする。
宇都宮氏は共産党がバックで支援しているので、中産階層の人々が敬遠しているように思われる。しかし、原発の可否はイデオロギーは関係なく、共産党が支援しているからといって宇都宮氏が共産主義者というわけでもない。ここのところは懐を大きく考えてほしいものだ。
脱原発候補のどちらでもいいので当選させる唯一の方法はおそらく、都民全員が投票することではないかと思う。投票率90%に達したら必ず脱原発都知事が誕生すると思う。だから、投票しても無駄ということではなく、最悪、白紙投票でもいいので有権者の皆様には選挙権を行使していただけることを願って止まない。僕のような選挙権を持たない外国人の分までも投票してほしい。
最後に宇都宮けんじ候補の立川での遊説の様子を動画でご紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。宇都宮さんの人柄が見えてくる。