September 18, 2009
Maryさん、SAYONARA! R.I.P
ピーター・ポール・アンド・マリーのマリーであるMary Traverseさんが亡くなった。日本の日付では9月17日。癌で亡くなったという。
ピーター・ポール・アンド・マリー(以降PPM)は1960年代にフォーク・リバイバル・ムーブメントでの旗手的な役割を果たし、公民権運動のハイライトである1963年のワシントン大行進で歌ったりもした。
PPMはピーター・ヤーロウ、ポール・ストゥーキーと紅一点アルト・ボイスのマリー・トラバース三人の独特の美しいハーモニーで、反戦歌など社会的なメッセージソングを積極的に歌い、一般大衆の中に普及したことだと思う。デビューしたてのボブ・ディランの曲を数多く取り上げ、ボブの存在を知らしめたことは特筆すべきことだろう。ボブの代表曲で、世界の反戦歌の代表曲ともいえる「風に吹かれて」はPPMのバージョンが最も一般市民に受け入れられ、当時のビルボード・ランキングで2位まで上がった。
ピート・シーガーの定番トピカル・ソング、「ハンマーを持ったら」「花はどこへ行った」も彼らのバージョンが代表的なバージョンである。
「パフ」という魔法の竜の歌は今や子供達の中で広く歌われている。僕はこの歌を小学生のときに、英語の歌の通信講座の中で、童謡や民謡が中心のラインナップの中で唯一のポピュラーヒットソングと言うことで覚えた、僕にとっては初めて覚えたポピュラー・ソングとして記念すべき歌。
1970年に一度解散するも、1978年には再結成をし、最近まで度々精力的なコンサートツアーを行なっていた。
そんなMaryさんが72歳で亡くなったことはとても残念である。REST IN PEACE...