December 2021

December 30, 2021

在日コリアン2世の物語

二つの国二つの文化

僕が最近読み始めた本をご紹介する。タイトルは「二つの国、二つの文化を生きる」。著者は金正出 氏。 彼は在日コリアン2世として日本で生まれ、医大を卒業して茨城県で病院を開業。そこから老人介護福祉施設へと事業を広め、アムネスティの水戸事務所を開設、更には教育にも進出。幼稚園、韓国語学校、そして2014年には日本人、在日コリアン、そして韓国からの留学生らが、一つの教室で学ぶ多文化的な中高一貫の一条校まで設立して、地域の日本人にも広く支持されている。そのような彼の自伝である。

元々医大を卒業して医師になることは難しいことなのに、在日コリアンとして生まれて外国籍を維持したまま医師になることはなおさらに難しいことだったと思うが、その後、彼が一貫して日本に住む同じ在日コリアンのために尽くそうとしていた、大変な道乗りが分かる。どこまでも、社会の役に立つことを優先に考え、お金儲け最優先ではなかったことが素晴らしいことで、日本に住む外国人が見習うべき精神だと思った。




paul83 at 13:59|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 社会問題 | おすすめグッズ

December 11, 2021

シネマガール 新曲 そしてまたきっと明日は来る

そしてまたきっと明日は来る シネマガール

cinemagirl3

日本の新進ロックバンド シネマガール、春の さくら 夏の 夕凪 に続いて 発表された新曲、「そしてまたきっと明日は来る」が発表されたのでご紹介する。

自分の母校に行って、学生だった頃を懐かしみながら演奏して歌うコンセプトのミュージックビデオがなかなか郷愁を感じさせる。

歌詞の繰り返し部分にあるドボルザークのメロディというのは自治体で夕方によく鳴らす、「うちに帰ろう」音楽の曲のことだ。子供たちはもう家に帰ろうね、というメッセージ。
Going home, going home, I'm-a going gome ...




 

歌詞
公式サイトより転載)

目が覚めたらもう7時前で 
慌てて飛び起きシャワー浴びて
ネクタイ締めて家を飛び出す 
あれ、エアコンは消してきたかな…

大通りには駅までのバスが
バス停に滑り込んだ所で
小走りをしてステップに飛び乗る
既にシャツの背中は湿っている

幼い頃夢に見た未来は
果たしてこうだったろうか?
上の空でも時間は過ぎていく 
ゆるりと僕は朽ちていく

いつの頃からか僕は、
今という刹那を
褪せてく思い出を縁に生きている
夕暮れ時 街に響く
ドヴォルザークのメロディ
燕が飛んだ 
今日もまた1日が終わる

最近は自己啓発本を
手に取ることも少なくなった
それよりファンタジックな小説に
心を惹かれるようになった

何かに没頭したいと思う
それはきっと恋でもいいのだろう
そんな青臭いことが未だに
頭を過ぎる自分に辟易する

もし夢がひとつ叶うとしたら 
僕は何を願うのだろう
やりたいことは沢山あるけど
どうにもしっくりこないなあ

傷を負って泣いた日が、
「いざ」というその時
耐え忍ぶ為の力をくれるらしい
誰が言ったかは知らない 
でも多分そうなんだろう
そう思えたら 
気休めでもないよりマシだ

 くりかえし
 
そしてまたきっと明日は来る

Spotify/スポッティファイ


paul83 at 21:04|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 音楽 | シネマガール