April 2020
April 26, 2020
すべての政府は嘘をつく、メディアもね。
すべての政府は嘘をつく/All Governments Lie という映画がある。オリバー・ストーン/Oliver Stone 監督の総指揮の下で製作され、2017年に発表されたドキュメンタリー映画。
この映画では、1920〜80年代にベトナム戦争をめぐる嘘などを次々と暴いて活躍した米国人ジャーナリスト、I.F.ストーン/I. F. Stone の信念「すべての政府は嘘をつく/All Governments Lie」をベースに、米国政府を中心に世界で堂々とつかれた嘘について紹介し、検証する。そして、メディアがどんな役割を果たしたかも。
いくつかのシーンの日本語吹き替えスクリプトとその映像をご紹介する。映像はツイートの最後のリンクをクリックすれば視聴できる。
嘘をつくのは政治家の本質から当然である。
政府は嘘をつかないと主張する人は本気で言っているのでしょうか。人は嘘をつきます。ましてや公の場で言い逃れをして職を守らなくてはならない人たちですよ。もちろん政府は嘘をつきます。当たり前です。驚いたことに #CNN が創設されてから数十年、彼らは一度もこの一文を口にしていません。(go there/そこへ行け) #CNN によればペンタゴンは一度も #嘘 をついていないのです。
ジェンク・ユーガー/Cenk Uygur ザ・ヤング・タークス/Young Turks 司会pic.twitter.com/2z95opQSN4
メディアは政府と大企業の側なので、それに逆らう記者は出世できない。
#真実 にこだわる記者はやがては企業の経営陣にとって厄介な存在となります。 #権力 側の意図が読めて彼らの機嫌をどうとったらいいか知っている者はゲームのやり方をよく心得ています。客観性、中立性、公平性、真実を重視するのは上辺だけで熱心に権力側に仕える人、そういう人が組織内で出世していきます。
クリス・ヘッジズ/Chris Hedges 元ニューヨークタイムズ紙 記者
pic.twitter.com/SnM6l8pcOb
政府は嘘でごまかすのは得意ではない。文書がカギ
I.F.ストーン/I.F.Stone の「#すべての政府は嘘をつく」という言葉についてよく考えます。彼の報道の大半は文書をつぶさに調べることで行われたという事実についても。ストーンは派手なことはしませんでした。政府が嘘をつくという事実を、多くは政府の行為自体から見つけ出しました。政府は自分たちの嘘を誤魔化すのが下手なんです。この国の政府の文書には嘘ばかり書かれています。虚偽の記述や、真実を隠す記述ばかりです。政府はしょっちゅう嘘をつきます。政府が嘘をついた時にそれを見つけ出すのが私の仕事です。
ジョン・カルロス・フレイ/John Carlos Frey
pic.twitter.com/cMvn50ICer
どうだろう?僕はこの内容が今の日本にもピッタリ当てはまると思う。
こちらのアマゾン・プライム・ビデオでも視聴できる。
April 19, 2020
アベノウソ「日本の支援は世界で最も手厚い」
他国の支援状況、ほんとに知らないの、安倍首相?
新型コロナウイルス感染症が日本でもかなりなパンデミック(感染爆発)の様相を呈している。世界各国政府は、この感染症により被害を受ける国民たちにさまざまな支援を打ち出している。日本はようやく一人10万円の給付が決まったが、ここまでの道のりは長かった。日本政府は国民を見殺しにするのではないかと思えるほど、他国のような現金給付を渋ってきたのだ。また、経営危機に陥った企業に対しての休業補償については、中小零細企業にとっては、「つぶれてください」と言っているとしか思えない冷酷な、名ばかりの支援しか打ち出して来なかった。それなのに、なんと、安倍首相はこう言い放った。
「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」
誰が信じる?安倍首相はこれまでも嘘に嘘を重ね、「私や妻が関係していたということになれば総理大臣も国会議員も辞めるということはハッキリと申し上げておきたい」と言いながら、未だに総理大臣の座に居座っている。居座っていることでこの言葉が嘘になっている。
今回のアベノウソは、針小棒大誇大広告の、悪徳商法的な嘘である。次の動画にて、日本と世界の休日補償の実態と、アベノウソの本質を語っているので、ぜひ見てほしい。
こちらの動画も面白い!
もっと詳しい記事はこちらからどうぞ!
これが、あの赤木さんを自死に追い込むきっかけとなった、アベノウソ
April 18, 2020
反緊縮 麻生財務大臣の豹変
10万円の一律給付が実現!
昨日、日本政府によって全国的な緊急事態宣言が行われ、ついに日本政府は新型コロナウイルスの経済対策として、一律の現金給付を決定した。これが実現するまで、共産党や れいわ新選組 の山本太郎代表、オリーブの木の黒川敦彦代表、三橋貴明さんや藤井聡さんなどの著名人や、自民党内でも安藤裕さんなど多くの人々がスピーディな現金給付が必要だと主張してきたし、国民も大きな声を上げてきた。それがようやく政府を動かした!国民が声を上げ続ければ政府も政策を変えるということを実証した、歴史的な出来事ではないだろうか。これまで安倍首相は、麻生財務大臣と財務省の意向を汲んで、一律現金給付に否定的な主張を、繰り返してきたが、その麻生財務大臣、実はかつてはこのような国家の財政出動を擁護する人だった。日本は自国通貨を発行できるから経済破綻は有り得ないと声高に叫んでいたのだ。
この機会にれいわ新選組の山本太郎代表が、動画でそのことを揶揄してくれた。最初の10分だけでも見る価値があると思う。後半はこれまで山本太郎代表が繰り返し解説してきたことを、新たに繰り返している。国の借金は政府の借金であって、政府の赤字は民間の黒字であるというお話などである。
この動画が、まさに麻生太郎が変節する前の、頼もしく偉そうな雄姿である。必見である。
日本国民が一人10万円もらえるようになったのはとてもおめでたい話であるが、今後いつまでこの新型コロナウイルスによる緊急事態が継続するかは誰にも予測できない中で、継続的な現金給付、損失補償と共に、さらには消費税の一時的な廃止、水道光熱費の免除、健康保険や年金の支払い免除などを求めて引き続き声を上げていくことが重要だと思う。
最後に、消費税アップに対して否定的なことを主張している麻生太郎氏の動画をご紹介しておきたい。しかし、こう言っていた麻生太郎氏が、どうしてここまでどケチ財務大臣に成り下がってしまったのか。この豹変の本当の原因は何なのか。何か深い闇が潜んでいる気がする。