January 2015
January 06, 2015
心にふれる話〜韓国で癌を宣告された人のお話
心にふれる話 「僕たちがいるじゃないか」
1月5日の東京新聞朝刊に心温まるお話が掲載された。サザンの「ピースとハイライト」の精神にも通じるお話だ。 韓国で働いていた日本人が現地で癌(がん)にかかっていると宣告されて絶望の境地に陥るが、周囲の韓国人の友人と彼らの家族たちの献身的な助けにより、手術を無事に終えたというのだ。ぜひ一読あれ。文字が小さ過ぎる場合はイメージをクリックすると大きくなるよ。
なぜ韓国人の青年たちが日本人青年のために献身的に尽くしたのだろうか?この本文にあるように、「僕は兄さんが好きなんだ」というシンプルなもの。国籍が何であれ、人間性が大切なのである。
冬の寒さを少し軽減してくれる暖かいお話をご紹介させていただいた。
January 04, 2015
サザンが紅白で吼えた!
紅白を意義深くしたサザンのピースとハイライト
昨年大晦日の紅白歌合戦に電撃的にライブ会場から出演したサザンオールスターズ。最初に歌った曲が「ピースとハイライト」。何やらタバコの名前を並べた正体不明の歌だと思ったら、2013年のヒット曲。確かCMでも流れていたような記憶がある。歌を聴いてみたら、なんとすばらしい歌詞だろう、と感動した。
紅白では数年前にフォーク界の重鎮、さだまさしが「遥かなるクリスマス」で、2013年末には超ベテラン歌手、三輪明宏が「ヨイトマケの唄」で、人々の心を震わせてくれたが、今年はついに日本ロックを代表する、桑田佳祐率いるサザンオールスターズがそのバトンをつないでくれた。
正直、去年の紅白歌合戦はNHKタイアップ曲とジャニーズ軍団の合同忘年会歌合戦的な内容でウンザリしながら見たのだが、オリジナルのアメリカ人歌手が登場したアナと雪の女王の一連の曲とこのサザンだけはとても意義深いものだったと思う。
そのサザンの「ピースとハイライト」ご覧あれ。
(夏のコンサートから)
ピースとハイライトの歌詞と他の動画
三輪明宏と中曽根首相のエピソード
あるSNS上で友人が紹介してくれたエピソードを紹介したい。以下に転載する。
昨年大晦日の「NHK紅白歌合戦」では、サザンオールスターズが「ピースとハイライト」を歌って「反戦と平和」を訴えましたが、美輪明宏氏も「愛の讃歌」の歌詞に「反戦と平和」の断固たる思いを込めて熱唱されました。
と言われた美輪明宏氏は、
と発言しておられます。
私たちや私たちの子供や孫たちが毎日安心して楽しく暮らせる平和な社会を築くことは、私たち大人の責任です。
-------------------------------------------------転載ここまで
とても痛快なエピソードだったので、ここに紹介させていただいた。
『戦争は為政者が命じる大量無差別殺人です!』
昨年大晦日の「NHK紅白歌合戦」では、サザンオールスターズが「ピースとハイライト」を歌って「反戦と平和」を訴えましたが、美輪明宏氏も「愛の讃歌」の歌詞に「反戦と平和」の断固たる思いを込めて熱唱されました。
御存知の方もおられると思いますが、美輪明宏氏と大勲位・中曽根康弘氏とのエピソードを御紹介します。
中曽根康弘氏との対談で、いきなり、
「キミらみたいなのは海軍魂を知らんだろうな」
と言われた美輪明宏氏は、
「ええ、年齢が年齢ですから、海軍魂は知りませんけど、原爆にやられました。竹槍の練習もさせられたし、銃後の守りでいろいろやらされました」
と返し、さらに、
「でも、おかしいですね。そんなに海軍魂とやらが大層なものだったら、何で負けたんですか。向こうが原爆つくってる時に、何で私たちは竹槍をつくらされてたんですか」「自分の同僚を見殺しにして、おめおめと帰って来て、腹も切らないでのうのうとしている。そういう面汚しの厚かましいのが海軍魂なら、私は知らなくて結構です」
とトドメをさしました。
その対談後、美輪氏が新幹線に乗ったら、中曽根氏が美輪氏の前の席に、先に来て座っていました。美輪氏は、仕方がないので、知らん顔をして座っていましたが、中曽根氏の秘書が、次の車輌に行き、老夫婦を連れて戻って、中曽根氏と座席の交替をさせたそうです。この中曽根氏の逃亡行為に対して、美輪氏は、
「男の風上にも置けない。てめぇ、キンタマついてんのかですよ。たかが芸能人風情に対してね」
と発言しておられます。
悪魔の為政者は、自分達の失政を隠すために、戦争を起こします。そして、国民には、愛国心を押し付け、耐乏生活を強制し、侵略を聖戦と言い換え、戦死者を英霊として祀り、戦争を遂行します。悪魔の為政者は、自分達は安全なところで、突撃命令を下します。そして国民の犠牲など眼中になく、頭の中にあるのは戦利の独占です。
戦争は為政者が命じる大量無差別殺人です。
私たちや私たちの子供や孫たちが毎日安心して楽しく暮らせる平和な社会を築くことは、私たち大人の責任です。
-------------------------------------------------転載ここまで
とても痛快なエピソードだったので、ここに紹介させていただいた。
僕は戦場で人を殺せません!(中学生の新聞投稿より)
僕は戦場で人を殺せません!〜ある新聞への中学生の投書から
最近のある新聞にある中学生(15歳)の投書が掲載された。この内容が深いので、ここに転載する。15歳の中学生が感じた素朴な疑問と矛盾。大人になると失われていってしまうのか。
赤線の部分を引用。
人を殺すことは、通常の世界では最も重い犯罪です。しかし戦場では、その一番重い罪である人殺しを命令されるのです。命令に従うのがよいことで、命令に背けば罰せられます。この矛盾が僕には理解できず、受け入れられません。「一人を殺せば殺人犯だが、百万人を殺せば英雄になれる/One murder makes a villain; millions, a hero.」というチャールズ・チャプリンの映画「殺人狂時代」の名せりふを思い出させてくれる。
集団的自衛権の行使は、海外で人を殺すことを伴います。僕には、それは絶対できません。これはまさに平和な世界を築いて行こうとする人々の声を代弁していると思う。将来を担っていく、この純粋な少年の気持ち。僕らは子供のころはこのように平和的な教育を受け、同じように考えたものではなかっただろうか。僕ら大人たちは今一度子供のころを思い出し、この投稿の内容を胸に刻まなければいけない。