September 08, 2023

鉄道駅の小さな公共スペース

FullSizeRender


今日、駅の階段の手すりの脇の塀を見て思ったことがある。
この写真のように、僕は電車を待つ間、ペットボトルコーヒーをこの部分に置いた。

ずいぶん前のことになるかもしれないが、かつてはこのような部分は全体的に平になっていた。斜めの部分は特になかった。だから、物を一時的に置いておけて便利だった。僕と同じ
50代以上の人ならよく知っていると思う。


ところが、ある時からこのような部分が短期間に丸くなったり、斜めになったりして小物を置くことができなくなった。


若い世代の皆さんにはその理由が分かるだろうか?


それは、空き缶やペットボトルを置きっ放しにして立ち去るような心無い人たちが少なからずいたからである。 手すりの脇はマシな方で、ホームに設置されたゴミ箱の上の方が置きっ放しははるかに酷かったと思う。 今のゴミ箱の蓋の部分が斜めになっているのもそのせいだ。でも、それはゴミがあるべき場所に放置されていた分、階段の手すりなどよりはマシだったのかもしれない。


普通の常識的な人にとって普通であったことが、一部の非常識な人々の行いのせいで不便を被ることになってしまったのだ。


地域の私鉄電車などが駅内からゴミ箱を撤去したのもとても残念なことだが、理由は同じようなことである。


もうこんなところに物を置けなくなって久しいので、期待すらしなくなったが、今日、このように申し訳程度に物を置けるスペースができていたことに小さな感動を覚えた。 いつからのことだろうか。 もう完全に対応して期待すらしていなかったので、気づかなかった。

世の中、一部の悪い人たちのために普通の人たちが迷惑を被ることが多くなってきた。家庭ごみを駅に持ち込む人が増えたため、僕の知る限りでは京王線と西武線の駅ではゴミ箱が撤去され、普通に利用していた人が不便を感じている。だって、駅の売店で買って飲み食いした商品の容器や包み紙は駅で責任持って回収すべきだろう?でなければ商品を売るべきではないと僕は思っている。

JRはまだゴミ箱を残しているのでとても良心的だと思いながら、心から感謝している。他の鉄道で捨てられなかったゴミまで担当してくれてると思うからだ。皆さんには、どうか家庭ごみを駅ならずともコンビニその他の公共のゴミ箱に捨てないようにしてほしい。

そんな平成が終わって令和になった今、SNSの動画で再生数を稼ぐことが目的なのかどうかは知らないが、お店などで変ないたずらを撮影して共有する奴らがいる。そんな非常識な輩のせいでコンビニの商品が売れなくなったり、回転寿司店の客が減ったりする。そんな被害を受けたお店は、全国の系列店や競合他社の店舗まで一斉に、やむを得ずその対策を講ずる必要に迫られる。そして、普通の人々も迷惑を被ることになる。

この社会、何か悪いことをすると、巡り巡って自分がしっぺ返しを食らうものである。世の中に対する不満は市井の庶民どうしでぶつけ合っても仕方がない。踏みとどまろう。自分が損するだけだ。 不満はみんなまとめて、各自治体や、国を治める政府に一括して投げつけようではないか!

ここに一言付け加えるなら、こんなことを広く知らしめ、助長させているのはマスメディアだ。庶民の「いたずら」をことさら大きく報じる一方で、権力者の大きな犯罪にはダンマリを決め込んでいる。だから、テレビの報道を鵜呑みにしないことが大切だ。


今後、今日見つけたこのような、物を置けるささやかな公共の空間にゴミを放置する輩が出てこないことを願っている。



paul83 at 20:43|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

September 19, 2010

エスカレーターは危険だ!1

昨日、JR秋葉原駅へ行った。夜9時近くに秋葉原駅駅に入ってエスカレーターに乗って総武線ホームへ上がろうとしたら、隣にある下りのエスカレーターが止まっていて、職員が何やら作業していた。メンテナンスでもしているんだろうと思ったら、中ほどまで来ると下りエスカレーターに顔に包帯を巻いた高齢の男性がいた。その様子は痛々しくて、まともに見ていられなかった。

恐らくその人はエスカレーター上で立ち止まらずに駆け下りようとして途中でつまずき転んで顔をエスカレーターの段の角にぶつけたのではないだろうか?

エスカレーターに乗って足元を見ると、細かいデコボコした鉄の塊に乗っていることが分かる。とても鈍いが、ノコギリのような構造だ。転んで顔が当たったと想像したら、誰もエスカレーターを駆け上ったり降りたりしたいとは思わないだろう。;

実は僕はエスカレーターに乗るたび、過去の体験が蘇る。

いつだったかはっきりは覚えていないが、母の住む家から出勤したとき、高架の駅舎になってまだ1,2年の最寄の駅に写真にある僕が以前怪我をした駅のエスカレータースカレーターで昇ったときのこと。

そのときなぜか急いでいた。エスカレーターを思い切り駆け上った。つまずいた。勢いで最上部の階段が吸い込まれて消えていく境界間近に左目のまぶたをぶつけて切った。幸いにも転ばなかったので、そのままエスカレーターから降りて、出血が激しいのに気付き、目の前にあった駅事務所に入って一時的な処置をしてもらい、そのまま目的地へと向かった。

その後、職場でしっかりと手当てして仕事をしたと思う。あまりよく覚えていない。

エスカレーターに乗る度にこのことが脳裏をかすめ、その上では歩くのをためらう。もしあのとき転んでまぶたが吸引部に吸い込まれでもしたらどうなっていたかと思い、ぞ〜〜〜〜っとする。今回もそれを思い出してしまった。

世の中は日々便利になっていくが、便利な機械も鉄などの硬い金属でできている分、使い方を間違えたら恐ろしい殺人機になりうるので、利用は気をつけないといけない。

エスカレーターはとても身近で便利な道具だが、足元をよく見ると恐ろしさが沸いてくる。

僕はあの事故まではエスカレーターは階段よりも早く上階(または下階)へ行くために使うものと思い、ほとんど必ず歩いたり走ったりして乗るのが当たり前と思っていて、立ち止まって乗っている人々を少し軽蔑していた。幅が狭くて「追い越し」ができないエスカレーターでは特にそう思いイライラしたものだった。

でも今は違う。エスカレーターは立ち止まって乗るべきだ。駆け上る人を見ると、心配になってしまう。

皆さんもエスカレーターのご利用は気を付けて下さい!



paul83 at 06:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック