福島
November 19, 2016
AFPのニュースで紹介された原発事故の映画「朝日のあたる家」〜スクリプトと和訳付
AFPのニュースで紹介された反原発映画
「朝日のあたる家」の内容
人気邦画、「向日葵の丘・1983年夏」や 「ストロベリーフィールズ」で有名な大田隆文監督によって製作・発表された、原子力発電所事故を描いた映画、「朝日のあたる家/The House of the Rising Sun」は福島原発事故の2年後の2013年に公開されたこともあって多くの映画館で上映拒否されつつも、良心的な映画館で全国的に上映され、好評を博した名作である。管理人も渋谷まで観に行ってきた。このようにAFP通信社が取材し、ドキュメンタリー映像を発表した。その内容を紹介するので英語学習に活用してほしい。今はDVDにもなっているはずなので、まだ見てない人にはぜひ見てほしい。
英語スクリプトと和訳
〜英語では原発のことを Nuclear Power Plant 等と言いますが、ニュース記事にはPower Plantということばは一言も出てきません。英語では原発もひっくるめて「核」なのです。原子力産業はNuclear Industry。「核産業」なんです。反原発運動は反核運動と一緒なのです。原子力という言葉自体、核爆弾を投下された国民たちにとって聞こえが悪いので、「原子力」という響きのいい言葉を使うようになったのではないでしょうか。
英語 | 和訳 |
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This Japanese film almost never saw the light of day. "The House of the Rising Sun" tells the story of a family torn apart by a nuclear disaster. A subject so sensitive in Japan that the director found it impossible to finance his project through conventional means. But the groundswell of anti-nuclear feeling following the Fukushima disaster persuaded Takafumi Ota to turn to the public. He raised 100,000 dollars through crowd-sourcing – and the film’s now being screened in independent cinemas. Takafumi Ota, Director of "The house of the rising sun" : "The media talks less and less about the problem of nuclear refugees. I asked myself what I could do as a director. I decided to make a film to voice the message that newspapers and televisions don't." Three years after the Fukushima disaster and the anti-nuclear demonstrations are waning. The Japanese media barely give them any airtime – even if surveys show most people are still against the industry. Kazuo, Demonstrator : "Japanese people have a tendency to be quite passive. And it's such a tough fight that many have given up. But we have to keep going!" The pro-nuclear lobby is an impressive foe, whose reach spans many sectors . Professor Jeff Kingston, Temple University : “Japanese companies sit at the nexus of the global nuclear industry. Toshiba, Hitachi, Mitsubishi. They are part of what Japan calls the nuclear village. Pronuclear advocates in industry, finance, in politics, in academia, in mass media, bureaucracy. These people control the commanding heights of national energy policy and they are not prepared to let the public decide something that important.” Despite the lobby's power, the government still hasn't restarted the country's 50 nuclear reactors, taken offline for safety checks. Japan is one of the only countries in the world to have completely shut down its nuclear energy industry, but many expect it'll rise up again before too long. |
この日本映画はほとんど日の目を見ていません。 「朝日のあたる家」は原発事故の惨事によって引き裂かれた家族のお話です。 日本においてこれはとてもデリケートな主題なので監督は通常の方法でこの映画の資金を集めるのは不可能だと悟りました。 しかし、反福島の大災害に続いた反原発の気運のうねりが大田隆文監督の目を一般市民に向けさせました。 監督はインターネットを通して不特定多数の一般市民から10万ドルを集めました。そしてこの映画は独立した映画館で上映中です。 太田隆文監督:「メディアが日を追うごとに原発難民について取りあげなくなっています。私は自身に問いかけました、映画監督として何ができるだろうかと。そして新聞とテレビが伝えないメッセージを聞かせる映画を作る決心をしました。」 福島原発事故から3年が経ち、反原発運動も勢いを失ってきています。 日本のメディアは彼らにほとんど放送時間を提供してくれません。世論調査でまだほとんどの人々が原発産業に反対という数字が出てるにもかかわらずです。 デモ参加女性: 「日本人はとても消極的な傾向があります。そしてこれは大勢の人があきらめてしまったほどに難しい戦いなのです。でも私たちは続けていくしかないんです!」 原発推進圧力団体はとても手ごわい敵です。この影響力は多くの産業分野に行き渡ります。 ジェフ・キングストン教授(テンプル大学):「日本の企業は世界規模の原子力産業の連鎖の前に位置しています。東芝、日立、三菱。これらは日本で原子力村と呼ばれるものの一部です。原発推進派が産業、金融、政治、学問、マスメディア、官僚を支えています。この人々が国家のエネルギー政策の高台を制御していて一般がこの重要なことを決められるような段階にはまだなっていないのです。」 ロビー団体の力にもかかわらず政府はまだ50基の原子炉をまだ再稼動させておらず、安全チェックの状態にしたままでいます。 日本は原子力エネルギー産業を全部止めてしまった世界で唯一の国ですが、多くの人々は近いうちにまた立ち上がるだろうと予測しています。 |
March 16, 2015
三輪明宏さん去年末も痛快にツッコんでた!
三輪明宏さんが茂木大臣に痛快に突っ込んだ!
三輪明宏さんの痛快なエピソードを以前ご紹介したが、実は昨年末のテレビ番組でも痛快なツッコミで政府閣僚を困らせるこれまた痛快なやりとりがあった。次の動画はテレビ番組で茂木経産大臣が原発再稼動について語っている動画。件のやりとりは11分11秒目からだが、急ぎの方以外は最初から見てほしい。
動画の中の11分11秒目から三輪は次のように、原発政策は自民党が始めてここまで引っ張ってきたことであって、今度の安部政権の復活はこの後始末をちゃんとしろという神様の意図であると主張。そして何でも民主党の責任にする自民党は潔くないと、ゲストの茂木経産大臣に突っ込む。リアクションに困る大臣の表情が見物だ。
11分11秒目からのスクリプトをvanacoralの日記から転載。管理人もツッコんで見た。
(管理人:ゼロかあるかの択一ではなくて、あるとしても後はこれ以上増やさないのが大事だろう!)
(管理人:いくら説明ばかりしても真実は変わらない。説明は当たり前で、大事なのは説得。正直、日本のどの自治体も住民のことを本当に考えていたら処分地を受け入れるわけない!受け入れたとしたら必ず裏でお金が動いてるはず!「理解」=「妥協」でしょ!)
(管理人:最初の訪問先?ただのポーズだったということがはっきりしたね。)
念のため、こちらにも動画を!
2012-12.28 美輪明宏を利用した自民批判 vs 茂木敏充 【転載... 投稿者 kigurumiutyuujin
December 11, 2014
東日本大震災時のトモダチ作戦に参加した米兵たちが大変なことになっている!
トモダチ作戦米兵2名が骨膜肉腫と白血病で死亡
〜東電訴訟、本格弁論へ
福島第一原発事故のとき、直後に躊躇なく日本を助けに来た原子力空母ロナルド・レーガンに乗っていた兵士たちが日本に数十日も滞在して救援活動に励んだ。これはトモダチ作戦/Operation Tomodachi と呼ばれ、アメリカの日本に対する支援のシンボル、英雄のようになった。その彼らが白血病などの病にかかり、どんどん亡くなっているらしい。それで参加した200人以上の米兵らが東京電力に対して裁判を起こした。詳細はぜひこちらの動画を見てほしい。
トモダチ作戦2名が死亡〜東電訴訟、本格弁論へ
July 14, 2011
May 27, 2011
山本太郎さんがドラマ降板させられた原因の動画
このビデオを見て欲しい。人気俳優、山本太郎が原発事故の被害を受けている福島県の子供たちの放射能基準値を20ミリシーベルトに引き上げたことに抗議して、子供たち全員の疎開を強く訴えているビデオだ。 8分も熱く語る彼の目に嘘や邪心は見えない。僕は山本太郎君の芸能生命を賭けた本気の主張に大いに賛同するとともに、喝采を贈りたい。 分かりやすい話だが、予想通りの展開になった。5月26日のウェブニュースによると、この発言が原因で、出演することが決まっていたドラマを降板させられたそうだ。
山本太郎は人気俳優。僕もバトル・ロワイヤルでの彼の演技はとても印象に残っている。GOや夜を賭けて など、在日コリアンがらみの人気映画にも出演していて、とても身近に感じていただけに、今回の事態には憤りを禁じ得ない。山本太郎の出演映画
このブログでも度々紹介している、某原子炉製造メーカー傘下のレコード会社が1988年に忌野清志郎率いるRCサクセションの「カバーズ 」というアルバムを、原子力発電を反対する曲が入っているという理由で発売させなかったのと同じようなことがまた起こってしまった。
RCサクセションのアルバムの場合、古巣のキティ・レコードから一年後に発売させ、話題性も手伝って、堂々のオリコン・チャート一位を獲得した。彼らにとっての唯一のナンバーワン・アルバムとなった。
山本太郎君をもし「当局」が、連鎖反応で同じような芸能人が出てこないようにするための見せしめとして今回の措置をとったのだとしたら、とても悲しいこと。日本には言論の自由はないということが実証されたことになる。
だからこそ、山本太郎フォロワーがどんどん出てきて欲しいと切に願う。
僕が同じことをしたって影響力はほとんどないだろう。有名人の一言は世論に大きな影響を及ぼすことができる。だからこそ統制され、規制され、弾圧されるのだ。
この件で、僕は山本太郎君が次に出演するドラマや映画が大ヒットすることによって、「当局」を見返す日が必ず来ると信じたい。RCサクセションのカバーズのように。
最後に、彼の言うように、基準値をそのままにしたら賠償金を払いきれないから基準値を原発で作業する労働者の基準値の4倍にもなる数値に上げた日本政府は殺人政府だと思う。自分たちの保身のためなら人が死んでも良いと思っているのだ。
こんな政治家たちが国民を引っ張っている日本とは一体どんな国なのか。韓国や他の国も似たりよったりだと思うので、対岸の火事とは考えず、外国人として自国の政治にもっと関心を持つようにしよう。
March 15, 2011
ついに起こってしまった原発大事故
福島第一原発の爆発
2011年3月11日は歴史に残る日となりました。それは日本で最大級の地震とそれに伴う大津波が起こり、その影響で原子力発電所から放射性物質が撒き散らされる事故が起こったためです。
大地震と大津波の被害は甚大なもので、大勢の犠牲者の皆様のご冥福をお祈りします、また、ご遺族の皆様の無念さを思うと言葉がございません。。
今回は原子力発電所の事故について書きたいと思います。
今回の東北関東大震災の被災地である福島県にある福島第一原子力発電所の1号機から4号機までが事故を起こしました。
1号機と3号機は炉心の冷却水が少なくなり、水素爆発で建屋の天井が吹き飛びました。次にその間の2号機も爆発を起こし、原子炉を囲んでる格納容器が損傷、内部の放射性物質が噴出しました。これにより一気に外部に放出された放射能濃度が1000倍に高まりました。その後にも冷却水注入がうまくいかず、海水を入れたりして冷やしましたが、とどめを刺したのが、稼動停止中だった4号機の火災でした。稼動してなかった原子炉でしたが、同じところに使用済み燃料が貯蔵されていて、それが火災の元になったと思われます。
日本政府と東京電力の発表はいつも後手後手で、何かを隠していると国民が疑ってしまうやり方です。
さっきニコニコ生放送で外国人記者たち向けの記者会見を見ましたが、何事もはっきりしていて気持ちよいものでした。
会見では4号機の火災は、1号機から3号機までに4号機の冷却ポンプを回したのが原因だということ、政府と東京電力の発表は国民の安全よりも混乱を避けることを優先して重大な事故と思わせないように報道していること、現在アメリカのカリフォルニア州と同じくらいの面積の中に54機もの原子力発電所が立っていて、ほとんどが活断層の上や周辺に建てられていることなどが明らかにされました。
今回の事故により計画停電が必要になったのも、本来なら原発が一機も稼動しなくても全国の電気需要をまかなえるほどの従来型の発電所がありますが、今回は周辺の火力発電所も洪水で稼動できなくなっていたためだということです。
発電所から半径20kmにいる人は避難、30Km以内の人は屋内退避を要求されていますが、今はどうだか分かりませんが、昨日までは検問もなく自由に出入りできるようになっていたそうです。いずれにせよ20km では足りなく、首都圏の私たちも被爆しないように外出を控えたり、素肌を外気に晒さないのが大事です。特にこれから降りそうな雨には絶対に濡れないようにしてください。
原発がいつかこんな大事故を起こすということは誰もが薄々気づいてたはずです。それが東京の電力をまかなうための発電所を東北地方に建設した大きな理由でしょう。今回の計画停電で東京23区を対象から外したのと同じような理屈ではないでしょうか。
それでも原発が狭い日本にこんなに作られたのは、原子力利権を失いたくない一部の人間たちの仕業だと思います。彼らは原子力はクリーンで安全だ、石油に代わる新しい、枯れることのない永続的な燃料だ、と猛烈にアピールして開発してきました。
電気事業連合会の資料の中で原子力発電所の安全性についてこう書いてあります。
「わが国の原子力発電所は、その設計、建設、運転にあたって「多重防護」の考え方が貫かれており、これを完璧に行う限り放射性物質の周辺環境への異常な放出は考えられません。その意味で絶対安全が保証されていると言えます。」
皆さん、「絶対安全」って有り得ますか?有り得ないということが実証されたわけです。もうすでに同じ主張をしていたスリーマイルとチェルノブイリでも実証されているのですが。この記事を書いている今も富士山周辺を震源とする大地震が起こりました。他の原発も心配です。
真実に気付いている人で財力のある人はもう国外や、関西以西へ避難しているはず。我が家のお隣さんもなんだか今日引っ越したみたいです。
これで僕らが被爆して癌になったら東京電力や日本政府は保証してくれるのでしょうか?
原子炉製造メーカー大手のひとつである東●などに逆らえない日本のマスメディアだけを見ていては真実は分かりません。RCサクセションのサマータイム・ブルース収録アルバム、「カバーズ」が当時の所属レコード会社、東芝EMIによって発売禁止になったのは有名な話です。海外の情報に注目しましょう。