真島昌利

October 05, 2007

国保組合と「俺は政治家だ」2

「俺は政治家だ」とは、ザ・ブルーハーツザ・ハイロウズザ・クロマニヨンズと、甲本ヒロトとずっとパートナーを組み続けている真島昌利の1992年発表のソロアルバム「RAW LIFE」からシングルカットされた曲。歌いだしは「俺は政治家だ、俺に金をくれ」と始まり、何度も何度も繰り返される。

昔から日本の政治家は大富豪や大企業からお金をもらい、献金者たちの権利を守るために仕事をしてきたと思う。一般市民の生活なんぞ眼中にないのだ。今、どこにも雇用されていない立場でいると僕らは税金を払うためにせっせと働いているように思えてしょうがない。

今不安定な収入しか無いにも関わらず、僕ら夫婦が払っている税金を月割りで毎月いくら払わないといけないのか紹介すると以下のようになる。

国民年金 
妻 14,100
自分 14,100
国民健康保険 
妻 20,000
自分 24,000
住民税   13,500

合計85,700円。

約9万円だ。特に半分以上を占める国民健康保険料。なぜこんなに高いのか。収入が無い人は借金してでも払わないといけないのか?どこが社会福祉だろう?これじゃ、国保税の不払いが多くなっても仕方ない。実際僕の周りにも、保険料を払いたくなくて、病院へ極力行かず、行くときは十割負担する覚悟をしている人がいる。

最近社会保険について勉強して知ったことだが、国民健康保険組合(国保組合)というのがたくさんあるらしい。医師、弁護士、建設業者など政治力の強い人々の組合だ。これらの組合員は、より安い保険料で、場合によっては2割料金で診療を受けることができるという(国保組合全体の40%)。1958年ごろに多数作られて、その2年後に国民は全てが健康保険に加入することが義務となったそうだ。この国保組合に国庫から莫大な補助金がつぎ込まれているという。

この組合員も引退した時点で普通の国民健康保険(国保)の被保険者となる。そのため国保被保険者の中でお金のかかる高齢者の割合がより高くなる。このために国保が赤字で大変だと言うのだ。医者が自分で病院での診療を受けるのに何で優遇されるわけ? 

国保が赤字で大変だと言うが、こんな既得権層を放置しておいて保険料や負担率を上げても根本的な解決にはならない。国保組合こそまず解体すべきではないのか。新たな国保組合を作ることは禁止されたのだが、国会議員諸氏はこの業界の人たち(建設業界、医師、弁護士、など)に色々と世話になっているらしくて手を付けられないそうだ。なんと腹立たしいことだろう。政治家は自分の地位を守ることしか考えていないように思えてしまう。

どうにかしてよね、政治家さん。あなた方に、ブルーハーツ―ハイロウズ―クロマニヨンズのマッシーの歌「俺は政治家だ」を贈呈!

俺は政治家だ 真島昌利(1992年発表)

作詩、作曲:真島昌利

俺は政治家だ 俺に金をくれ
立派な仕事を 成し遂げたいんだ
俺は政治家だ 俺に金をくれ
腐ったゴミ共を 一掃するんだ
俺は政治家だ 俺に金をくれ
口先だけの怠け者 金で黙らせる
形式はいつも 心を持たない
現実はいつも 論理を越えてる
俺は政治家だ 俺に金をくれ

※OH OH OH OH Hidin' in the night
金が欲しいじゃない
OH OH OH OH Hidin' in the night
金が欲しいじゃない※

俺は政治家だ 俺に金をくれ
もしもこの俺を 信じるのならば
欲望の前に 大志が崩れる
こっちを立てれば あっちが立たない
俺は政治家だ 俺に金をくれ

(※くり返し)

デモクラシ− でも暮しいい?
デモクラシ− でも暗し
テクノロジ− バイオロジ− ビュ−ロクラシ−
ウルトラC 清々しい ビタミンC
あれらしい これらしい 苛立たしい

(※くり返し)

俺は政治家だ 俺は誠実だ
俺は成人だ 俺は清純だ
俺は政治家だ 君はやらないか?
俺は政治家だ 君もやらないか?



paul83 at 22:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック