東洋町

April 05, 2007

高知県東洋町の皆様へ4

高知県東洋町の皆様へ

核廃棄施設の建設候補地として町長さんが独断で名乗り出られたそうですが、町民の皆様に同情を禁じ得ません。 今日は町長さんが辞職し、再度選挙で村長を決められるということですが、これは町民の皆様の勇気ある戦いの結果であり、大きな勝利だと思います。心から祝福したいと思います。 

ネットの情報によりますと、有権者3000人の内、2700人が反対署名をされたそうですね。
http://www.janjan.jp/area/0703/0703280539/1.php)もう圧倒的です。 にも関わらず、核廃棄施設建設の手続きが進行しているそうです。 もし、建設が強行されるのであれば、この町では完全に民主主義が死んだと言えるでしょう。 絶対にそんなことがあってはいけません。 必ずや反対派候補が町長に選出されるでしょう。

ところで、処分される高レベル放射性廃棄物はどこから来るのでしょう? 

主に都会の電力消費のために地方に建てた原子力発電所で出た廃棄物を埋め立てて処理するのです。 その廃棄物には高レベルの放射能があり、その放射能はほとんど永遠にその土地と住民を蝕みつづけるのです。 まだ生まれてもいない当地の子孫たちは生まれたときからこの放射能と付き合っていかないといけないのです。 だれが責任取るのでしょう?

原発が絶対安全で、核廃棄物も完璧に処分できるのなら、はっきり言って、東京の電力のための原発は東京に建てて、最終処理も都内で解決すべきでしょう? 危険だからそうできないのです。そんな都会の身勝手さの尻拭いを、他の地方がしてあげる義理はありません。

国が支払う保証金だって、一時的なもの。 一定期間が過ぎたら無くなり、そのお金で作ったものを維持するのに大変な費用がかかり続けるのです。

原子力発電自体、日本の未来に百害あって一利なしです。地震大国の日本で、地震が起こらない場所がどこにあると言うのでしょう? 原子力発電所は、地震がくれば自爆するし、爆撃機に撃たれたら、ミサイルが直撃すれば、原爆そのものです。 一日も早く日本が原子力政策を放棄することを望みます。

その第一歩となり得る東洋町の皆様の戦いを応援します。

反原子力応援歌

サマータイム・ブルース ラブ・ミー・テンダー MONJU チェルノブイリ

核廃棄物は人と共存できるか

核廃棄物―安全に処理する方法はあるのか

米国先住民族と核廃棄物―環境正義をめぐる闘争



paul83 at 23:53|PermalinkComments(1)TrackBack(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック