映画

November 19, 2016

AFPのニュースで紹介された原発事故の映画「朝日のあたる家」〜スクリプトと和訳付

AFPのニュースで紹介された反原発映画
「朝日のあたる家」の内容



人気邦画、「向日葵の丘・1983年夏」「ストロベリーフィールズ」で有名な大田隆文監督によって製作・発表された、原子力発電所事故を描いた映画、「朝日のあたる家/The House of the Rising Sun」福島原発事故の2年後の2013年に公開されたこともあって多くの映画館で上映拒否されつつも、良心的な映画館で全国的に上映され、好評を博した名作である。管理人も渋谷まで観に行ってきた。このようにAFP通信社が取材し、ドキュメンタリー映像を発表した。その内容を紹介するので英語学習に活用してほしい。今はDVDにもなっているはずなので、まだ見てない人にはぜひ見てほしい。

英語スクリプトと和訳
〜英語では原発のことを Nuclear Power Plant 等と言いますが、ニュース記事にはPower Plantということばは一言も出てきません。英語では原発もひっくるめて「核」なのです。原子力産業Nuclear Industry「核産業」なんです。反原発運動反核運動と一緒なのです。原子力という言葉自体、核爆弾を投下された国民たちにとって聞こえが悪いので、「原子力」という響きのいい言葉を使うようになったのではないでしょうか。

英語 和訳
This Japanese film almost never saw the light of day.
"The House of the Rising Sun" tells the story of a family torn apart by a nuclear disaster.
 
A subject so sensitive in Japan that the director found it impossible to finance his project through conventional means.
 
But the groundswell of anti-nuclear feeling following the Fukushima disaster persuaded Takafumi Ota to turn to the public.
 
He raised 100,000 dollars through crowd-sourcing – and the film’s now being screened in independent cinemas.
 
Takafumi Ota, Director of "The house of the rising sun" :
"The media talks less and less about the problem of nuclear refugees. I asked myself what I could do as a director. I decided to make a film to voice the message that newspapers and televisions don't."
 
Three years after the Fukushima disaster and the anti-nuclear demonstrations are waning.
 
The Japanese media barely give them any airtime – even if surveys show most people are still against the industry.
 
Kazuo, Demonstrator :
"Japanese people have a tendency to be quite passive. And it's such a tough fight that many have given up. But we have to keep going!"

The pro-nuclear lobby is an impressive foe, whose reach spans many sectors .
 
Professor Jeff Kingston, Temple University :
“Japanese companies sit at the nexus of the global nuclear industry. Toshiba, Hitachi, Mitsubishi. They are part of what Japan calls the nuclear village. Pronuclear advocates in industry, finance, in politics, in academia, in mass media, bureaucracy. These people control the commanding heights of national energy policy and they are not prepared to let the public decide something that important.”
 
Despite the lobby's power, the government still hasn't restarted the country's 50 nuclear reactors, taken offline for safety checks. 
 
Japan is one of the only countries in the world to have completely shut down its nuclear energy industry, but many expect it'll rise up again before too long.   
この日本映画はほとんど日の目を見ていません。
「朝日のあたる家」は原発事故の惨事によって引き裂かれた家族のお話です。
 
日本においてこれはとてもデリケートな主題なので監督は通常の方法でこの映画の資金を集めるのは不可能だと悟りました。

しかし、反福島の大災害に続いた反原発の気運のうねりが大田隆文監督の目を一般市民に向けさせました。

監督はインターネットを通して不特定多数の一般市民から10万ドルを集めました。そしてこの映画は独立した映画館で上映中です。

太田隆文監督:「メディアが日を追うごとに原発難民について取りあげなくなっています。私は自身に問いかけました、映画監督として何ができるだろうかと。そして新聞とテレビが伝えないメッセージを聞かせる映画を作る決心をしました。」

福島原発事故から3年が経ち、反原発運動も勢いを失ってきています。

日本のメディアは彼らにほとんど放送時間を提供してくれません。世論調査でまだほとんどの人々が原発産業に反対という数字が出てるにもかかわらずです。

デモ参加女性: 「日本人はとても消極的な傾向があります。そしてこれは大勢の人があきらめてしまったほどに難しい戦いなのです。でも私たちは続けていくしかないんです!」

原発推進圧力団体はとても手ごわい敵です。この影響力は多くの産業分野に行き渡ります。

ジェフ・キングストン教授(テンプル大学):「日本の企業は世界規模の原子力産業の連鎖の前に位置しています。東芝、日立、三菱。これらは日本で原子力村と呼ばれるものの一部です。原発推進派が産業、金融、政治、学問、マスメディア、官僚を支えています。この人々が国家のエネルギー政策の高台を制御していて一般がこの重要なことを決められるような段階にはまだなっていないのです。」

ロビー団体の力にもかかわらず政府はまだ50基の原子炉をまだ再稼動させておらず、安全チェックの状態にしたままでいます。

日本は原子力エネルギー産業を全部止めてしまった世界で唯一の国ですが、多くの人々は近いうちにまた立ち上がるだろうと予測しています。
 



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July 05, 2015

名作「ローマの休日」丸ごと使って英語楽習5

名作映画「ローマの休日」で効果的な英語楽習にほんブログ村 その他日記ブログ 気まぐれへ


ローマの休日

英語を学習している人で少しでも映画に関心がある人は間違いなくオードリー・ヘップバーン/Audery Hepburnグレゴリー・ペック/Gregory Peck主演の「ローマの休日/Roman Holiday」を知っているはずだし、見ているはずだと思う。ハリウッド映画の名作中の名作だ。オードリーの魅力がたっぷり楽しめる。何度見ても飽きない。
 

この映画はすでに英語教材として数種類発売されているが、映画丸ごと一本を収録したDVDと、セリフのスクリプトを全て掲載し、教材として編集した本がセットになっている。
 

この教材は日本語が先に流れ、そのあとに英語が流れてくるので、日本語を瞬時に英語に訳す訓練になる。日本語を聞いた瞬間にその英語を口に出してCD音声と共に言えるようになるのを目標にすれば効果絶大だ。スマートフォンやiPodなどに転送して毎日移動中に聞いていれば、リスニングと発話でのリズムとイントネーションが大きく改善されることだろう。

また、この教材の優れたところは、本来のセリフは速すぎるので、練習用のCDは全て音程を変えずにスピードを80%くらいに落としてあるところの心遣いが嬉しい。

1,2枚目のCDがこのバージョンで、3枚目は全てのセリフが本来のスピードで収録されている。但し、こちらには日本語音声はないので、充分に練習をした後で聞き取りとシャドーイングの練習用に使えばいいだろう。

また、DVDには英文と和訳の字幕を同時に表示できるので、色んな目的に使える。

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 映画で英語を学ぶ、これ究極の "Killing two birds with one stone"!

他にも色々あるので、比べてみてね。

 

こんな本もあるよ。

 

DVDはこちら! 

 



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November 03, 2013

原発事故の映画、「朝日のあたる家」観てきたよ!

原発事故の映画、「朝日のあたる家」観たよ!

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原発事故被災地を描いた映画、「朝日のあたる家」が公開中!
という記事を書いて約1ヶ月後の10月18日、ついにこの映画を見ることができた。東京出張があり、その間に時間が空いたので、渋谷まで行って観てきた。

「朝日のあたる家」を上映している劇場は都内でも2,3箇所しかなく、そのときはここだけだったと思う。その劇場の名前はアップリンク/UPLINK
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劇場名は最新式の映画館のような響きを持っているが、入ってみてビックリ!30人も入れば満席になりそうな狭さで、座席は床に所狭しと並べたリクライニング・チェアなど。色々な椅子が入り混じっていて、どこかが壊れている中古品ばかりのように思えた。

そんな劇場の最前列のリクライニングシートに腰かけて両足を前に伸ばし、買ってきたジュースとパンを食べながら上映開始を待った。


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映画は予定通り始まった。観客はたったの三人。終了時までには4人に増えていたが、少なすぎる!みんな一人で観に来た男性だった。

映画は僕の二つの大きな勘違いを覆した。

一つ目、主演が山本太郎藤波心ちゃんも重要なキャストだと思っていたが、どちらも友情出演程度の出演だった。

主人公は父、並樹史郎、母、斉藤とも子、長女の大学生、平沢いずみ、次女の中学生、橋本わかなで成る4人家族。山本太郎は沖縄に移住した父親の弟役、藤波心は長女の学友役。

二つ目、福島第一原発の事故後の福島が舞台だと思っていたが、福島原発事故から数年後に別の原発で事故が起こる静岡県が舞台だった。

しかし、被災者や政治家たちの様子はすべて福島原発事故で起こった事実をベースにして作られているそうだ。

もっとも印象に残るシーンは、原発事故後、死の灰を雪だと思って楽しんだ姉妹たちが避難所の体育館で被爆検査の再検査を要求されるシーン。

体育館では防護服を着込んだ警備員や電力会社に雇われた人たちが普段着で集まった人々を誘導する。要するに、防護服を着ないと危険な場所への避難だったとしか思えない。避難民たちは皆それに違和感を感じていたことだろう。そんな中で娘たちが再検査を要求された両親の動揺がとても印象的に描かれていた。

「朝日のあたる家」は被災者一家の様子を通して、福島の原発事故が普通の生活をしていた人たちの日常の生活を奪い、積み上げてきたものすべてを放棄せざるをえなくしたことと、被災者が生活基盤を失って苦しんでいる現状を教えてくれる。

映画の人物描写がとてもリアルで、原発事故の恐ろしさを十分に痛感できる。

普段は日本で映画を観ないし、見たところで1000円前後するパンフレットは絶対に買わない僕だが、今回に限っては買わせていただいた。もちろんこの映画を応援する一環としてだが、なんと直筆サイン入りのパンフレットが同じ価格で売ってたので、そちらを購入!僕は中学生を熱演した橋本わかなちゃんのサイン入りを買いました!
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アップリンクではまだまだ上映を続けるそうなので、ぜひ皆さんも観にいってね!絶対後悔しないと思うよ!

現在公開中/公開予定の全国の劇場

劇場名、公開日、電話番号
青森コロナシネマワールド(青森県青森市) 11月2日(土)〜 11月15日(金)予定
017-783-5081
フォーラム福島(福島県福島市) 11月9日(土)〜 11月15日(金)予定
024-533-1515
UPLINK(東京都渋谷区) 9月28日(土)〜
03-6825-5503
横浜シネマ・ジャック&ベティ(神奈川県横浜市)10月19日(土)〜
045-243-9800
小田原コロナシネマワールド(神奈川県小田原市)11月16日(土)〜11月29日(金)予定
0465-45-5685
シネ・ウインド(新潟県新潟市) 12月14日(土)〜12月27日(金)予定
025-243-5530
ジョイランドシネマ沼津(静岡県沼津市) 12月14日(土)〜12月27日(金)予定
055-962-4649
京都みなみ会館(京都府京都市) 10月19日(土)〜
075-661-3993
福山コロナシネマワールド(広島県福山市) 11月2日(土)〜 11月15日(金)予定
084-981-5073
小倉コロナシネマワールド(福岡県北九州市) 11月16日(土)〜 11月29日(金)予定
093-581-5678
鹿児島ガーデンズシネマ(鹿児島県鹿児島市) 12月14日(土)・15(日)
099-222-8746

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September 16, 2013

原発事故被災地を描いた映画、「朝日のあたる家」が公開中!

原発事故被災地を描いた映画、「朝日のあたる家」が公開中!

今、とても重要な日本映画が日本で公開中だ。重要なのにもかかわらず、いや、むしろ重要だからこそ、一般の映画館上映拒否が続いている。大手メディアを招待した試写会には一社も来なかったそうである。

それでも上映を了承した勇気ある良心的な映画館が全国で15館ほどある。

その映画とは、「朝日のあたる家」。2011年3月11日の東日本大震災の被災者たちの姿を描いた映画だ。本当なら全国一斉ロードショーをしてもおかしくない作品だ。ロサンゼルスの映画祭、ジャ-パン・フィルム・フェスティバル2013でも絶賛されたそうだ。脱原発を目指して活動している山本太郎藤波心も出演している。
東京では9月28日に渋谷で単館ロードショー。

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予告編トレーラーをご紹介する。

映画館関係者の知人、親戚がいる人はぜひ上映を提案してほしい。出演:並樹史朗、斉-藤とも子、平沢いずみ、橋本わかな、藤波心、いしだ壱成、山本太郎。監督:太田隆文(「ストロベ-リーフィールズ」「青い青い空」)

トレーラー
 

上映予定(9月16日現在)

9/14日(土)〜 豊川コロナシネマワールド(愛知・豊川)

9/21日(土)〜 半田コロナシネマワールド(愛知・半田)

大阪シアターセブン(大阪 十三)

9/28日(土)〜 東京 アップリンク (東京 渋谷)

中川コロナシネマワールド(愛知・名古屋)

大垣コロナシネマワールド(岐阜)

10月12日(土)〜 金沢コロナシネマワールド(石川)

10/19日(土)〜 福井コロナシネマワールド(福井)

10月26日(土)〜 愛媛シネマルナティック (松山)

11/2日(土)〜 青森コロナシネマワールド(青森)

福山コロナシネマワールド(広島)

11/16日(土)〜 小倉コロナシネマワールド(福岡)

小田原コロナシネマワールド(神奈川)

今 秋 京都みなみ会館(京都)

横浜ジャック&ベティ(横浜)

未定 新潟シネウインド(新潟)

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April 03, 2012

「超字幕」が雑誌で紹介されました

英語学習ソフト 超字幕 を雑誌が紹介

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英語学習者の中で洋画を見るのが嫌いな人はほとんどいないだろう。映画はとてもレベルの高い英語教材だ。英語を耳で聞いて画面を見ながら理解するのが通常の洋画鑑賞だが、映画の聞きたい部分を何度も聞いて、聞き取り練習やシャドーイングの練習をしたら効果的だ。

このような練習をしたくても通常の洋画DVDではなかなか面倒で難しいので日常的な学習にするのは難しい。

そんな悩みを解決してくれる英語学習ソフトウェアがある。それは、以前もご紹介したが、ソースネクスト社が販売している超字幕シリーズだ。God Father/ゴッド・ファーザーMission Impossible/ミッション・インポッシブルHarry Potter/ハリーポッターなどのシリーズ物を含め、総計247作品を網羅したこのシリーズ、誰もがお気に入り作品を探せると思う。

充実した学習に便利な機能
映画のシーンの右側にセリフ字幕を表示。字幕なし、日本語のみ、英語のみ、二ヶ国語同時表示も可能。
セリフごとにリピート再生して集中練習出来る。
セリフ一覧から動画をサーチできる。
お気に入りセリフはエクセルなどに出力できる。
動画のスピードを0.6倍まで音程を変えずにスロー再生できる。(高速も可)
作品によってはリスニング・テスト・プログラムが付いている。


実はこれが100%ムックシリーズ MONOQLO特別編集 英会話完全ガイド 非ネイティブの英語に紹介されていた。中級者向けのシャドーイングによいとおススメしてますが、映画好きならレベルにかかわらず有効に活用できるはずです。

そこで特に紹介されていたのはRoman Holiday/ローマの休日Audrey Hepburn/オードリー・ヘップバーンGregory Peck/グレゴリー・ペックの美しい英語で、イギリス風の英語とアメリカ英語を対比させて学習できるのが魅力です。<レストラン、タクシー、ニュース報道と、日常英会話からビジネス表現まで学べる。発音は聞き取りやすく、初心者にオススメ>

You've Got Mail/ユー・ガット・メール Tom Hanks/トム・ハンクスMeg Ryan/メグ・ライアンとのメールでのやりとりが特徴で、文章がアップになるシーンは参考になる。メール文もほとんど本人の声でセリフのように読み上げられる。使えるシーンが多い。<日常会話、ビジネス会話、さらに恋の駆け引きと多彩な会話表現に加え、メールの英語も充実。話す英語、書く英語両方が学べる>

セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー〜30代女性の赤裸々な会話が話題となったドラマの映画版で、いまどきの女子会風な会話の学習に最適。<ホテルやレストラン、お店、機内など日常生活や旅先で欠かせない定番フレーズを網羅。初対面の人と交わす気のきいた会話や、会食やパーティーで好印象を与える言い回しが豊富。品良く、それでもしっかり自己主張する表現など、リスニング・会話力ともに、一歩上を目指したい初中級者におすすめ。>

連続ドラマFRIENDS/フレンズ SEASON 1 〜日常の王道的な会話が随所に。慣用表現のお手本に。24エピソードを8本に分けて収録。<丸ごと覚えてすぐに使える日常会話が学べる人気シリーズ。中学生で学ぶ単語だけでも、ネイティブらしい表現になる真髄が学べる>

僕個人的には子供向けに、Charlie and the Chocolate Factory/チャーリーとチョコレート工場セサミストリート・ザ・ムービーBee Movie/ビー・ムービーシュレックシリーズがおすすめ。


超字幕/シュレック

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July 25, 2011

朝鮮戦争の戦場を描いた韓国映画「高地戦」

高地戦・고지전今日は韓国ソウル東大門にあるメガマックス(MEGAMAX/메가맥스という映画館で「고지전/高地戦」という映画の舞台挨拶があるというので、見に行ってみた。

映画が始まる直前に主演俳優4人と映画監督が登場し、一人ずつ挨拶してくれた。挨拶の内容は平凡だったが、続いて4人の直筆サインが入ったメモ帳をプレゼントするというイベントがあり、当選者を俳優自身が選んでプレゼントした。当選したファンは前に出てきて、俳優と手をつないだり、ハグをしたり、見るのも結構楽しかった。主演の一人、コ・ス/고수が爆発的な人気だった。

この映画は朝鮮戦争(韓国では『韓国戦争』、北朝鮮では『祖国開放戦争』と呼ぶ)でワニ中隊(악어중대/アゴチュンデ)と呼ばれた部隊が北朝鮮とひとつの高地を奪い合う戦闘でのエピソードである。南北境界線上で北の領土になったり南の領土になったり、主が何度も入れ替わる過程で、南北間の小さな秘密の交流も描かれている。秘密の交流というのはなんとも不思議な形で行われる。

板門店では休戦に向けての折衝が繰り返され、韓国軍の最前線では休戦協定はいつ結ばれるのか、早く決めて欲しいという雰囲気が兵士たちを包んでいた。やっと1953年7月27日、休戦が実現し、南北共に前線は大きな喜びと安堵感に支配されるのだが、実はそこには最後の本当に辛い試練が待ち受けていた。

この映画は同族同士で殺しあった朝鮮戦争がどんなに虚しく意味の無い戦争だったかということを浮かび上がらせてくれる。

撮影に一年を要し、戦争のリアルさを表現するために1万4千人を動員、主演から端役俳優まで実際の軍で実施される訓練を受けたという。これは韓国・朝鮮民族が目を逸せない重たい「分断」というテーマを扱った、「シルミド」以来の大作映画だと思う。

ところで、冒頭紹介したコ・ス、韓国で本当に人気がある!日本でも人気爆発間違い無しと言えるくらい格好よかった。

公式サイト(韓国語)


シルミド/SILMIDO [DVD] JSA [DVD] シュリ [DVD]

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April 02, 2011

プルトニウムの恐怖!ダーク・サークル、見てください!

原子力発電所で使用されている核燃料、プルトニウム。これは使用済みのウランから生成できる所謂リサイクル燃料。ほとんど自然界には存在せず、人工的に作り出されている。これが厄介なことにウランより何倍も有害な放射線を放っている。半減期はプルトニウム239の場合、約24,000年という目が眩みそうな長期だ。人が何度生まれて死ねるのか。

今回事故が起きた福島第一原子力発電所でも3号機がウランの原子炉でプルトニウムを燃やすプルサーマル炉であるので、周辺で微量ながらプルトニウムが検出されたというニュースを見て鳥肌が立った。もしその地にプルトニウムが大量に検出されたらそこは後世何十代にも渡って誰も住めない汚染された土地として居座り続ける。24,000年でも放射能が半分になるだけ。

幸いプルトニウムの透過性は数センチとごく短いので外部被曝の心配は無いが、一度体内に取り込むと対外に排出されるまでの間に放射線が体内の細胞に傷を与え続ける。

今回の原発事故は、重大度ランクでは最高のチェルノブイリ事故より下でスリーマイルよりは上だと言われているが、冷静に考えてみると、完全な炉心溶融、所謂メルトダウンはまだ起こっていないものの、水素爆発等で有害物質を放出した原子炉は少なくとも4つもある。チェルノブイリもスリーマイルも事故を起こした原子炉はひとつずつ。そういう意味では歴史上、また世界的にも最大規模の災害だと言える。

広島に落とされた原爆の原料がウランで、長崎がプルトニウムだ。これらの原料はそもそも軍事目的で作られ続けた。原子力発電はその延長線上にある。原子力発電はそのまま原爆製造につながるものだと世界的には普通に思われているウラン・プルトニウムの採掘販売会社や原子炉製造メーカーは世界的な軍産複合体で、そこに莫大な利益が流れている。「原子力推進=軍事産業繁栄」なのだ。


プルトニウムの恐ろしさと世界普及の裏側を見せてくれるすばらしいドキュメンタリー映画をYOUTUBEで見た。タイトルは「Dark Circle/ダーク・サークル−暗い円」。1982年に作られ、サンダンス映画祭で国際エミー賞を受賞したもの。

この映画には日本に落とされた原爆製造から米ソ冷戦時代の「核抑止」理論に基づく核兵器の大量生産と国際的な拡張の様子、その実験のために犠牲になる工場周辺の地元住民や原爆実験を間近で観察するアトミック・ソルジャーの様子、長崎で被曝した被爆者も登場する。

見るに耐えない映像が次々と出てくる。個人的には被曝したときに人間の肌がどうなるかを調べるために、爆心地から近いところに生きた豚を一匹ずつ小さな入れ物に入れて実験をしたときの豚たちが断末魔のような叫び声を上げるところがとても印象に残る。とても貴重な資料だ。

今回の福島原発事故により世界中で反核運動が盛り上がっている今、当事国に住む我々は今この映画を見るべきだ。英語だが、字幕付なので、英語のリスニング練習にもなる。10分くらいで区切られて9本、恐らくノーカットで視聴できる。ぜひ全画面に拡大して見ていただきたい。




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January 23, 2011

激レア アイテムの海外版「キタキツネ物語」

僕の愛するゴダイゴが音楽を担当したサンリオのドキュメンタリー映画、「キタキツネ物語(THE FOX)」(1978年)。この映画は日本国内での大ヒットにとどまらず、世界へ飛び出した。同時にゴダイゴの音楽も飛び出したのだ。ドラマ西遊記がイギリスでも「MONKEY」として人気を博して世界的ヒットを成し遂げる前にゴダイゴの音楽が最初に世界に飛び出したのがこの映画とサウンドトラックだったのではないだろうか?

「キタキツネ物語」の挿入歌は全て日本語だが、ゴダイゴ特有の作曲方法、英語の詩に曲を付けて完成したあとに歌詞を日本語に訳すという定石どおりに作られた。しかし、残念ながら当時のゴダイゴによる英語バージョンは存在していない。(一部テレビやFMラジオでライブ演奏されたことはある)

海外で公開されたバージョン(英語タイトル "The Glacier Fox")では全ての曲を外国人が英語で歌っている。演奏も違ってる。(この映画が「西遊記」よりあとに作られていたらきっとゴダイゴのバージョンが聞けただろうな〜)昔、テレビで放映されたとき、音声多重放送で副音声では英語版を流していた。当時その副音声で挿入曲の英語バージョンをラジカセで録音したものだった。

その海外版の英語曲がなかなかみつからない。YOUTUBEで唯一見つけたのが、テーマソングの「赤い狩人」。日本でも町田義人によって大ヒットしたので、おなじみの曲だと思う。




そんな中、「キタキツネ物語」のサウンドトラックが新たに登場した。(↑真中)そこには正規版(↑左)ではボーカルが他の歌手になってしまった朱里エイコのバージョンが収録されているほか、タケカワユキヒデの(おそらくは)英語によるデモテープ音源が収録されている二枚組だ。このアルバムを買うとオリジナルの英語歌詞が全て分かるのだろう。

それにしてもこの映画、海外版のDVDやサウンドトラック、入手できないものだろうか。持っている人は連絡ください!



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April 22, 2009

韓国映画「デイジー(DAISY)」5

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今日の映画は韓国映画「デイジー」。スタートは、田舎道を車がゆっくり走る前を主人公が自転車をこいでいるシーンから始まる。野原と道路がとても美しい。なんだか田舎の田園風景の中でののどかな生活が描かれるような期待を持たせる。

タイトルのデイジー(DAISY)とはヒナギクという白い花のことで、映画中で重要な役割をする、ある意味主役かも。ちなみに花言葉には「純潔」というのがある。

最初は初恋・運命的な出会いを期待する少女の切ない恋愛ドラマかと思いきや、このあと映画の雰囲気は二転、三転する。

画家として成功を目指し、オランダで日々似顔絵を描きながら過ごす韓国人女性、ヘヨン。

その女性に二人の男が惚れてしまう。それも片方は国際警察官、もう片方は人殺しで生計を立てているスナイパー。

この設定だけでもこれからのヒロインの波乱と面白さが期待できる。

主演はどこかで見た可愛い女優だと思ったら、猟奇的な彼女チョン・ジヒョンじゃあありませんか。スナイパー役の男も見覚えがあると思いきや、 私の頭の中の消しゴムチョン・ウソン。警察の方は、見覚えが無かったが、イ・ソンジェ

二人のまったく逆の立場の男の間で揺れ動くヒロインの心が上手く描写されていた。特に印象に残ったのは、スナイパーがヘヨンの家に来たすぐあとに警察の男がしばらくぶりに訪問してきたときのシーン。3人の描写がすごい。誰も一言も話さないシーンがしばらく続くが、3人の心の動きが表情と動作からよく伝わってきた。

結末は非常に衝撃的である。悲しすぎるよ。

この映画も純愛ロマンスって感じだが、アクションシーンもハラハラする銃撃戦もあり、刑事ドラマの面白さも兼ね備えた傑作だと思う。



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April 20, 2009

韓国映画 「B型の彼氏」 TVオンエア5

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NHK BS2で今週、韓国映画特集が始まった。

今日は「B型の彼氏」。久しぶりに韓国映画を見たが、かなりハマってしまった。

男女が偶然運命のような出会いをし、紆余曲折を経て最後はハッピーエンドというお決まりのストーリーだが、なかなか面白い。

これもやはり純愛映画で心洗われる。

この映画によって韓国では血液型論争が盛んになり、血液型占いが大ブームになったとか。

主演のイ・ドンゴンを目当てに見た人が多いと思うが、僕は男だから、むしろヒロインのハン・ジヘに引かれながら、ワクワクしながら見ていた。

ハン・ジヘの顔はなんだか以前どこかで会ったことがある人のようで、とても親しみを感じた。もちろん、かわいい。その彼女が、韓服の場面以外は全編ミニスカートっていうのがとてもかわいくて良かった!さすが、モデル出身だけある。

公開当時はこの映画のせいで、B型の人は大変だったんじゃないかな。僕はA型でよかったとつくづく思う。



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December 07, 2007

John Lennon 凶弾に倒れて27年目5

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12月8日はビートルズのリーダーJohn Lennonが、ファンと名乗る男に銃殺されてから27年目を迎える日だ。

12月7日には妻の小野洋子さんが、複数のテレビに登場し、インタビューに応じ、彼女得意の前衛芸術まで披露した。また、本日より封切られるドキュメンタリー映画、 「Peace Bed アメリカVS ジョン・レノン」の宣伝、今年10月9日(Johnの誕生日)にアイスランドに完成した「イマジン・ピース・タワー」の披露式の様子も映し出されていた。そこにはリンゴ・スターや、ジョージ・ハリスンの奥さんも登場していた。

「イマジン・ピース・タワー」(以降IPT)は、実際のタワーではなく、夜空へ地面から上方へ真っ直ぐに伸びた光の塔のことである。その台となるところには「Imagine Peace:平和を想像しましょう」というメッセージが24ヶ国語で刻まれている。今後どんどん他の言語のメッセージが追加される予定だそうだ。ハングルでも刻まれているのだろうか。

このIPTは、今から40年前の1967年にヨーコさんが構想したコンセプチュアルな光の塔だそうだ。彼女の前衛芸術のセンスが光るひとつの作品だ。世界中から寄せられた10万通を超える願いのメッセージが塔下に永遠に埋められ、その願いが強い光となって、ウィッシング・ウェル(願いの井戸)から発信されるという、地球を包み込む壮大なアートだ。このサイトで、あなたもお願いのメッセージを送ることが出来る。とてもロマンチックでしょう?

上記のサイトは、ドキュメンタリー映画の公式サイトだが、この映画、ジョンと当時ニクソン大統領が率いていたアメリカ政府の戦いが、関係者のインタビューと、初公開の映像を交えて検証されるとても興味深い内容。ジョンが戦いの歌を歌う闘志溢れる姿も見ることが出来るだろう。Happy Xmasにも表れる、War Is Over If You Want Itがどのように出てきたのかも分かるそうだ。

ジョンの命日ということで、彼を偲びながら最近また賑やかになってきたジョンの周辺を書いてみました。



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April 14, 2007

休日はスカパーで映画三昧@スター・チャンネル5

スター・チャンネル ノーカットの映画が見放題!

最近は仕事も一段落して、休日はゆっくり休める。そんなときにはテレビで映画を見る。今日もそんな日だ。

僕はスカパースター・チャンネルを見ている。これは一日中映画を見ることが出来るチャンネルだ。映画がCMで途切れないので、集中して、効率よく映画を見ることが出来る。

今日はダイビングと麻薬密輸関連の、昔の「ザ・ディープ」「イントゥ・ザ・ブルー」が続けて放映される。テーマが似ているので、ぜひ見比べてみたい。夜はあの懐かしい、「がんばれベアーズ」が!それも昔のオリジナルと2005年のリメイク版を続けて見ることが出来る。オリジナルの方は子供の頃に何度か映画館とテレビで見たものだ。新しい方はまだ見ていないので、ゆっくり見比べてみよう。

やはり映画は、英語の映画は字幕付きで見たい。何度か観た映画は、クローズド・キャプション(映画の英語字幕)付きで見て、英語のリスニングと速読解のトレーニングも兼ねてしまう。(スター・チャンネル・プラスクラシック)妻は英語がよく分らないので、僕と一緒の時以外はスター・チャンネル・プラスという吹き替え専門チャンネルを主に見ている。妻から自分が見ていない映画の話を聞けるのも良い。

英語を楽しみながら学びたい人にはこれは打って付けです。 一石二鳥! 今、スター・チャンネルでは、モニターになって機材を一式無料で設置してもらって、一ヶ月無料で試聴できるキャンペーンの真っ最中だ! 僕もこんなキャンペーンの時に登録すればよかったな〜...

僕の休日にはスター・チャンネルは欠かせません。



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January 04, 2007

武士の一分4

武士の一分(いちぶん)
邦画を久しぶりに映画館で見た。 木村拓也主演だった。 あまり偉くないサムライの役だ。それも毒見役。 これは水戸黄門で、うっかり八兵衛の役回りだったと思う。 上級侍の食事を事前に毒見する役目で、毒見の様子が興味深かった。

ストーリー的にも面白かったし、キムタクの演技も彼らしさが出ていて、なかなか良かったと思う。 妻役の壇れいも、けなげな妻をとても上手に演じていた。

武士の一分(いちぶん)

男としての意地を感じ、自分もそれくらいに命を掛けて、人生の勝負に立ち向かわないといけないと思えたほどに印象的な作品だった。 めったに邦画は映画館では見ないのだが、義母に付き合った形で、良い感動を得ることが出来た。



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September 17, 2006

韓国映画 「連理の枝」5

韓国の映画、「連理の枝」を見た。
チェ・ジウ(최지우)とチョ・ハンソンが主演した純愛映画。今月にDVDが出たばかり。

久々にチェ・ジウの映画を見たが、また病気で死んでしまう内容。 相手はプレイボーイの若社長。 プレイボーイが本当の恋に落ちてしまい、けなげにアタックする姿が楽しい。

悲しい悲恋ものなのだけど、映画の前半はまるでラブコメディのような面白さ。後半には大きなビックリがあって、チェ・ジウのキャラの陰と陽のギャップの大きいこともあり、けっこう泣けます。 おすすめです。収録時間106分。



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August 27, 2006

三丁目の夕日 オールウェイズ

舞台が僕が生まれる少し前の東京(?)。当時の様子がかなりリアルに再現されていたのに驚いた。しょっちゅう出てくる路面電車や、蒸気機関車はどのように撮影したのだろうか。とても不思議だ。

ここに出てくる主人公の作家青年は、飲み屋のバツ一女性と相思相愛の関係になり、彼女が連れていた友人の子供を養いながら、日々が流れていく。

テレビの登場など感動的なシーンを織り交ぜながら、見る人を飽きさせない。

この映画は昨年公開されたが、そのとき弟に、とてもいいから絶対見ろと言われて、映画館まで行ったのだが、その日は正月三が日で、夜遅い回がなく、見ることが出来なかった。弟に連れられてその映画を観た僕の両親もとても良かったと言っていた。

この映画で、人は金よりも心だということを改めてしみじみと感じた。




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