井筒和幸
May 18, 2007
イムジン河のメロディ
今晩、あの「パッチギ」(井筒和幸監督)がテレビ放送される。 もう僕はすでに2回も見ているが、今夜も妻と共に見るつもりだ。
さて、この映画のテーマソングとなった歌、「イムジン河」は、僕は朝鮮学校で確か高校時代に習ってよく歌ったものである。
フォーク・クルセダーズのバージョンは2002年まで聞いたことがなかったが、初めて聞いたときメロディが少し違うと思った。 その違いはどこに原因があったのかが解った。 この曲の日本語の歌詞を付けた松山猛氏は、朝鮮学校に通う友人からこの歌を教わった。 その歌をフォークルの加藤和彦氏に口頭で歌って聞かせたのだ。 口頭伝達だから微妙な違いが生ずるのも当たり前で、その過程を想像すると笑ってしまう。
この歌、色々な紆余曲折を経て、歌詞も何種類かあるらしい。 ここを見ればこの歌についてもっと分かるかもしれない。 パッチギを見る人には映画と共にこの歌にも親しんで欲しいと思う。
明日はこの映画の続編、"Love & Peace"の封切り日とあって、絶好のタイミングでのTV放映。 続編も劇場へ見に行きたいと思う。