チョン・ジソン

April 22, 2009

韓国映画「デイジー(DAISY)」5

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今日の映画は韓国映画「デイジー」。スタートは、田舎道を車がゆっくり走る前を主人公が自転車をこいでいるシーンから始まる。野原と道路がとても美しい。なんだか田舎の田園風景の中でののどかな生活が描かれるような期待を持たせる。

タイトルのデイジー(DAISY)とはヒナギクという白い花のことで、映画中で重要な役割をする、ある意味主役かも。ちなみに花言葉には「純潔」というのがある。

最初は初恋・運命的な出会いを期待する少女の切ない恋愛ドラマかと思いきや、このあと映画の雰囲気は二転、三転する。

画家として成功を目指し、オランダで日々似顔絵を描きながら過ごす韓国人女性、ヘヨン。

その女性に二人の男が惚れてしまう。それも片方は国際警察官、もう片方は人殺しで生計を立てているスナイパー。

この設定だけでもこれからのヒロインの波乱と面白さが期待できる。

主演はどこかで見た可愛い女優だと思ったら、猟奇的な彼女チョン・ジヒョンじゃあありませんか。スナイパー役の男も見覚えがあると思いきや、 私の頭の中の消しゴムチョン・ウソン。警察の方は、見覚えが無かったが、イ・ソンジェ

二人のまったく逆の立場の男の間で揺れ動くヒロインの心が上手く描写されていた。特に印象に残ったのは、スナイパーがヘヨンの家に来たすぐあとに警察の男がしばらくぶりに訪問してきたときのシーン。3人の描写がすごい。誰も一言も話さないシーンがしばらく続くが、3人の心の動きが表情と動作からよく伝わってきた。

結末は非常に衝撃的である。悲しすぎるよ。

この映画も純愛ロマンスって感じだが、アクションシーンもハラハラする銃撃戦もあり、刑事ドラマの面白さも兼ね備えた傑作だと思う。



paul83 at 00:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック