スイス

January 25, 2020

食育が国防意識を育てる〜「日本が売られる」より

堤未果 の著書、「日本が売られる」を読んだ。この書籍は書店でもベストセラー的な扱いで、すぐに探すことができる。一般庶民必読の書である。
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この書を読んだら、日本国を動かす政府がアメリカの利益のためにどんなに国民を苦しめようとしているのかが様々な面から知ることができる。
  

その中でも、この記事のタイトルと同じタイトルの部分(261ページ〜)を引用したい。スイスの食育についての記述だが、日本とは正反対だと思われるのだ。

食育が国防意識を育てる

食を外国に依存するようになれば、経済的に恵まれているスイスのような国でも、外交交渉で不利になる。国防意識が高いスイス国民は、そのことをよくわかっているからこそ、大人だけでなく子供たちへの「食育」も熱心だ。

なぜ国産農産物を守らなければならないのか。

農家を守ると、スイスの美しい景観や気持ちの良い環境が守られること。

地産地消が共同体を守る仕組みについて。

そういう教育を受けた子供たちは当然のように、食料品店では高くても国産品に手を伸ばす。

チューリッヒ在住で3人の子を持つ栄養士 ルカ・シュミット氏は、地元で採れたものを家族で食べることが、子供たちに自分の国を自分で守る、国防意識の入り口になるのだと語る。

「その地域に住む、顔が見える生産者から買うことは、子供たちにとって食卓の卵やミルクや野菜との距離を変えるのです。

ミュラーさんのパン、マイヤーさんのキャベツ、フーバーさんの卵とチキン、という具合にね。
日本政府は国防、国防と叫びながら防衛費をアメリカの意のままに武器を買うことに費やしている。そればかりか、食料自給率をどんどん下げて、世界中の食料が安い関税で輸入され、日本の農業を破壊している。

しかし、本当の国防とは、国民が自国を誇りに思い、愛し、守ろうと自発的に思わせることではなかろうか。そして、自国で採れる肉や野菜を愛し、食し、体を作っていくことではないだろうか。食料自給率100%にすることが本当の国防だろう!

アメリカからの輸入攻勢に立ち向かうのが本当の国防だろう!

日本はアメリカから日本を守るべきで、韓国、中国に警戒するのは間違っている。


今の日本は日米FTATPPにより、自国の食の自立を破壊している。そのため、特にアメリカ国内や、ヨーロッパへの輸出販売が難しくなったアメリカの遺伝子組み換え作物や、その栽培に使うグリホサート(枯葉剤の原料)除草剤などが日本で売りさばかれているひどい状況である。

こう言っては何だが、
日本はアメリカが他国に売れなくなったものの最終処分場である。
このままで良いわけがない!こんな状況を許してきた自民党に、次の国政選挙で制裁を加えるべきだろう。個人的には自民党の主力メンバーは国際犯罪者として逮捕されるべきだと思う。日本の警察は権力の犬だから期待はできないが…(最悪)



paul83 at 19:06|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック