アメリカ

November 05, 2016

感謝祭:Thanksgiving Day の起源

感謝祭・Thanks Giving Day の起源

11月の第4木曜日はアメリカでは感謝祭/Thanksgiving Day と呼ばれ、毎年の収穫を神に感謝する日とされている。また、一般的にお世話になっている人たちに感謝する日でもあり、アメリカでは都市部の人々は皆実家に帰り、七面鳥/turkeyかぼちゃパイ/pumpkin pieを作って一家団欒のときを過ごす。今年は、11月24日がその日にあたる。 カナダでは10月の第二月曜日で今年は10月10日だった。

 

thanksgiving_turkeythanksgiving_pumpkin_pie


Thanksgiving Dayの起源:

クリストファー・コロンブス/Christopher Columbus
がアメリカ大陸に到着した1492年以降、ヨーロッパ諸国が新大陸へどんどん押し寄せ、植民地化を進めた。
 

thanksgiving

1600年代に宗教改革の嵐が吹き荒れていたイギリスでは迫害されていたキリスト教分離派のピューリタンの一部が自由を求めてアメリカ大陸に渡ることを決意。彼らが後にピルグリム・ファーザーズ/Pilgrim Fathersと呼ばれる人たち。102人がメイフラワー号/Mayflowerで1620年の冬、12月にマサチューセッツ州のプリマス/Plymousに到着。寒さと食糧不足で短期間で半分以上死亡。残った人々は先住民/Native Americans から狩猟・農耕を学び、春夏と働いて生き抜いた。
 

1621年、収穫の秋がやってきて、現地で初の収穫を喜び、神に感謝するために宴を催し、恩人である先住民/Native Americansも招待。共に七面鳥やカボチャなどを食べて神に感謝を捧げたことに始まる。
 

以上が一般的に知られているアメリカ合衆国で祝っている感謝祭/Thanksgiving Dayの起源だ。
 

誤解してはいけないのは、これが自分たちを助けてくれた先住民に感謝するための宴ではなく、彼らが信じる神、イエス・キリストに感謝するための宴だったということだ。先住民は同じ時、同じ場所で母なる大地の神に感謝を捧げていたのだ。
 

この後、ピルグリム・ファーザーズ/Pilgrim Fathers を含めてアメリカ大陸にやってくる人々は先住民を文化的に遅れている「野蛮人/savage」と見なし、彼らをキリスト教に引き入れて文化的に進化させようと試みた。しかし、その土地に最初から住んでいて、ヨーロッパからやってきた白人植民者を助けた誇り高き先住民がそんなに白人たちの言うとおりにするはずが無かった。

白人たちはそんな先住民から土地を奪い取るため、「破るための条約」を結んだり、天然痘の菌が付いた毛布を配るなどあらゆる方法で先住民を絶滅させたり、彼らこそまさに残忍なことをしながら土地を収奪し、米国の領土を広げてきた。
 

驚くべきはピルグリム・ファーザーズを助けたワンパノアグ族/Wampanoagでさえ、その5年後には虐殺されているということだ。

pilgrim_wampanoag


犠牲者である先住民たちはヨーロッパから白人たちが来るはるか前から自然の恵みを与えてくれる神様に感謝するための宴をずっと行ってきているのである。
 

彼らはこの感謝祭をきっかけに大災難を蒙ることになったので、アメリカ人が感謝祭を祝うのを快く思っていない。彼らはこの日を「哀悼の日(A Day of Mourning)」と呼ぶ。
 

先住民が栽培方法を教えた穀物はトウモロコシカボチャなど数え上げればキリが無く、世界中の食料の六、七割はアメリカ大陸の先住民が栽培していたものだと言われている。そんなに優れた文化を持った崇高な先住民を抑圧・虐殺して発展してきたアメリカ合衆国。今も先住民/Native American/ネイティブ・アメリカンたちは人が住みづらい居留地に隔離されて、不自由な生活を強いられている。
 

このような重たい歴史を背負ったアメリカの感謝祭だが、この休日は一年で最も多くのアメリカ人が飛行機などの交通機関を利用する時期だ。日本のお盆の規制ラッシュみたいに皆が一斉に里帰りするのだ。感謝祭が終わるとクリスマスのセールが始まり、クリスマスツリーの飾り付けやら、プレゼントの用意やら慌しくなり、大晦日・お正月を迎えることになる。
 

日本ではいまひとつなじみの薄い感謝祭/Thanksgiving Dayだが、毎年クリスマス/Christmasの華やいだ雰囲気にしたる前に気を引き締めるためにも感謝祭の起源を思い起こしたいものだ。

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May 08, 2016

バーニー・サンダース 「正義とは」(字幕付き)

Bernie Sanders の主張の動画(日本語字幕つき)

アメリカの大統領選挙が面白くなってきた。元からトランプ氏の暴言で盛り上がってて、まさかのトランプ氏が共和党の大統領候補にほぼ決まりつつある。

一方、民主党の方はヒラリー・クリントン/Hilary Clinton 氏が優勢と報道されているが、私用のメール使用に関する不正を問われて、もしかしたら民主党からの大統領候補に選ばれない可能性が出てきている。そうなると、民主党の候補はサンダース/Sanders 氏ということになる。

トランプ氏とサンダース氏の戦いはアメリカ国民の極右と極左、両極の戦いだと言える。

サンダース氏の主張は、現在のグローバリズム、資本主義経済を批判するもの。

サンダース陣営が作った動画を見ればよく分かる。ぜひご覧あれ。
(英語スクリプトつきの記事) ←語句解説付きです



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March 28, 2016

戦争の民営化、戦争の非正規化すすむアメリカの経済的徴兵制

wareconomicsoldier

経済的徴兵制
について去年の安保法制が国会で議論されている頃によくとりあげられたが、経済的徴兵制と対テロ戦争についてとてもわかり易くまとまった記事を見つけた。ジャーナリストの堤未果氏の公開講演会「戦後70年 今、私たちが考えるべきこと ワーキングプア層が支える21世紀の戦争〜逃げ切れ!日本の若者世代〜」の内容をブログにまとめてくれている。 

戦場の最前線で戦っている兵士は多国籍ワーキングプア軍団!

月刊誌『KOKKO』編集者・井上伸のブログ

戦争の民営化、戦争の非正規化すすむアメリカの経済的徴兵制、戦争請負会社の派遣社員はヘルメットや防弾チョッキも自腹購入しモノ扱いで戦死してもカウントされない、終わりなき対テロ戦争で巨万の富得る1% 


参考までに記事の見出しと最初の文を引用しておく。これだけでもかなりの量だが、興味を持った方は本編をぜひ読んでほしいと思う。

9・11もパリのテロ事件も「当日もショックだったけれど翌日はもっと怖かった」

2001年の9・11もパリのテロ事件でも、市民に話を聞くと「当日もショックだったけれど翌日はもっと怖かった」と話しています。

対テロ戦争、今までの戦争と大きく違う2つの点

――世界中が戦場となり、戦争に終わりがなくなった


1つは、今までの戦争は国家対国家ですが、対テロ戦争は敵がよくわからないということです。

緊急事態宣言下で全米に3千万台の監視カメラ


緊急事態宣言下では、何が最初に起こるでしょうか? 9・11の直後、最初に監視体制が強化されました。

ニューヨーク警察の隠しカメラ


そして様々な形で憲法を改正しました。憲法の権限を越えて、大統領が多くのことを決められるようになりました。

「警産複合体」と空爆1回で1億円儲かる軍需産業


9・11後、イギリスやドイツなど先進国も真似をして監視体制を強化し、空港などのセキュリテイ対策が厳しくなりました。そして、セキュリティ関連企業の株が一気に上がりました。

テロ翌日、跳ね上がる軍需産業の株価


私は、テロのような事件が起きると株式市場を見ます。パリのテロがあった翌日も見ました。フランス政府が25%以上の株を持っている軍需産業をはじめすべての軍需産業の株価が11月16日に上がりました。

レーガンによる「企業が世界一ビジネスしやすい国」づくりへの転換


1980年以降、レーガン政権時に、アメリカは国策を180度転換しました。それまでは旧ソ連という敵がいたので、物資がなく可哀想な思いをしているソ連の国民と違ってアメリカはみんなが中流になれるようにと、税金は社会保障を通じて国民に還元していました。

“企業の食物連鎖”で一握りの巨大企業が支配

その結果、国のバックアップを受けた企業はどんどん大きくなりましたが、1990年代のIT革命とグローバリゼーションによって、そうした企業は途上国へ移動していきました。

年収100億円の1%による総取り

これは、今のアメリカ、テロ、グローバリゼーション、TPPの問題を見る時に非常に大切なことです。

ブッシュ曰く「公務員は競争がなく利権の温床、怠慢」

テロとの戦争を続けて行く時にどうしても必要なものがあります。当時ブッシュ大統領は、「アメリカ人の学力が下がるのは、国力が下がるのと同じで大変な問題です。国が責任を持って教育改革をします。とくに公務員は競争がなく利権の温床になっていて、公立学校の先生は怠慢だから子どもたちのためになりません」と言って、国が教育を管理しました。

アメリカの「落ちこぼれゼロ法」を真似た橋下徹氏


テロ直後に、政府が国内の隅々まで監視する法律が通ったと先ほど言いましたが、そちらは「愛国者法」、今紹介したのは「落ちこぼれゼロ法」です。

公教育は解体され教師にうつ病広がる

しかし、これは変な話です。公教育というのは、経済状況や家庭状況、宗教、肌の色などに関わらず、平等に教育の機会を提供するためにつくられたものです。そこに競争が入ることでアメリカの教育現場は変わりました。

先生を非正規に変え、労働組合を解体


こうした「落ちこぼれゼロ法」は何をもたらしたでしょうか? 生徒が良い成績を取れなかった先生は首になるので、先生の非正規率が増えていきました。

学校の株式会社化で教育難民が多く生まれる


その結果、チャータースクールという民営の学校がアメリカに増えました。

公立学校解体→教育難民→経済的徴兵制


先ほど紹介したように、9・11後、アメリカでは個人情報が一元化されています。落ちこぼれた子どもたちの個人情報は、軍のリクルーターに回っていきました。

民営化された戦争――防弾チョッキ支給されず「激安防弾チョッキドットコム」で自腹で購入する兵士


「給料は良かったでしょう?」と尋ねると、給料もそれほど良くありませんでした。新卒の兵士なら年間185万円。あと2万円少なかったら生活保護がもらえる年収です。

最低限の暮らしを取り戻すために戦争へ行くしかない


私はニューヨークのリクルートステーションに戻り、「高校生をだまして詐欺みたいじゃないか!」と言いました。しかしリクルーターは、「そんなこと、わかっています。でも皆、当たり前の生活と引き換えに入隊します」と答えました。

憲法9条と25条を守らなければ日本もアメリカと同じに


イラクやアフガニスタンから帰還した一人がこう言いました。「あなたは日本から来たのでしょう? イラクにいる時に毎晩テントの中でいろいろな話をしました。戦争に来る前は「テロリストが敵だ。動くものは全部撃て」と言われました。

奨学金ローン地獄も経済的徴兵制のビジネスモデルのパーツ


高校を卒業できなかった子どもは自ら入隊します。では、皆さんのように大学に行ける子たちはどうでしょうか? ここにも罠があります。

奨学金ローン返済のため戦争請負会社の派遣社員としてイラクへ、劣化ウラン弾で被爆


学資ローン業界は、クリントン政権の時にものすごい献金をしました。その見返りにクリントン大統領は消費者保護法から学資ローンを外し、合法的に自己破産ができなくしました。

オバマの「イラク駐留兵士減」「戦死者減」のウソ

戦争の民営化で非正規民間兵士が多数に――派遣社員は物として扱われ戦死者としてカウントされない

戦争も、民営化されると非正規になるのです。オバマ大統領が「イラクに駐留している兵士は随分と減りました。私は公約を守りました」と言っていましたが、本当は違います。イラクで戦争を支えているアメリカ人の割合が、兵士よりも派遣社員の方が上回ったということです。

対立するのは上位1%の多国籍企業の投資家たちと、それ以外の全員


この30年でもう一つ変わったことがあります。対テロ戦争は世界中が戦場になり、終わりのない戦争という新しい概念をつくったとお伝えしました。もう一つは、国境がどんどんなくなっているということです。

多国籍の派遣会社が世界中のワーキングプアを戦場へ派遣


多国籍軍と聞くと、それぞれの国の兵士たちが集まっているイメージがあります。派遣も多国籍派遣です。

世界中のワーキングプアが支える戦争


国家と国家が戦争を宣言しているように表面的に報道されていますが、経済的徴兵制が生み出す戦争は、国境を越えて世界中のワーキングプアが支えているのです。

99%と対立する1%は巨大多国籍企業


オバマ大統領が当選した時、皆が号泣して本当に感動的で、アメリカは必ず変わると思いました。ブッシュ大統領を引きずりおろした後、運動は下火になりました。ところが何も変わらず、全く同じ政策をオバマ大統領は引き継いで、アフガンに宣戦して戦争を続けました。

日本の報道自由度ランキング61位と、報道を信頼するランキングトップ


もう1つ、ウォール街の投資家に言われたことがあります。日本は報道の自由度ランキングが下がって61位になっていますが、報道を信頼するランキングはトップです。

引用元→ 月刊誌『KOKKO』編集者・井上伸のブログ
 

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January 15, 2012

キング牧師の演説 "I HAVE A DREAM"

キング牧師

今日はマーチン・ルーサー・キング牧師/Martin Luther King Jrの誕生日。1929年生まれなので、生きていれば83歳。アメリカでは国家的祝日/NATIONAL HOLIDAYとなっています

米国の黒人たちの権利獲得のための非暴力闘争/non-violent struggle であった公民権運動の指導者である彼は1968年4月4日、38歳で白人の銃弾という暴力に倒れ亡くなりました。

自分の人生を黒人の権利のために捧げたとも言えるキング牧師の有名な演説、「私には夢がある/I Have A Dream」の動画をご紹介します。
I HAVE A DREAM の英語スクリプトと和訳にほんブログ村 その他日記ブログへ
キング牧師の力づよいことば―マーティン・ルーサー・キングの生涯


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January 14, 2012

今週はアメリカの祝日三連休!

マーチン・ルーサー・キング牧師の誕生日休日!

HAPPY NEW YEAR! 新年初の記事は、地球の反対側の国の祝日について書こうと思う。

今週今日から月曜日までアメリカでは連休である。1月の第3月曜日はマーチン・ルーサー・キング/Martin Luther King Jr. 牧師の誕生日を祝う日で国家的な祝日なのだ。(Martin Luther King Jr. Day)
 

マーチン・ルーサー・キング/Martin Luther King Jr. 牧師(以降MLK)は1960年代に盛り上がったアメリカ黒人の人権奪回闘争、別名公民権運動の指導者。彼を中心に、かつて奴隷だったアメリカ黒人達が権利を獲得することになるのです。

そのMLKの誕生日が1月15日。この日が祝日になった理由は単純ではなかった。なんといっても白人が多数派で、米国全人口の役12パーセントにしかならない黒人は少数派。そんな彼らの英雄の誕生日が祝日になったのだから簡単ではなかったのは想像に難く無い。アメリカには昔からアフリカから黒人をモノとして買ってきて奴隷として働かせ、農業を発展させてきたという覆しがたい恥の歴史があるのだから。

ちなみにアメリカの祝日で個人にまつわるものは他に2つしかない。

2月第3月曜日 ワシントンとリンカーンの誕生日(大統領の日)
10月第2月曜日 コロンブスの日

アメリカ大陸を「発見」したイタリア人クリストファー・コロンブス/Christopher Columbus。アメリカ初代大統領で建国の父とも言われ慕われているジョージ・ワシントン/George Washington 大統領。南北戦争を終わらせる一環として黒人開放宣言をしたエイブラハム・リンカーン/Abraham Lincoln 大統領。これらに続けてアメリカ黒人を制度的に開放するために尽力したMLKの誕生日を祝日にするためにアメリカ黒人は立ち上がったのだ。

その運動を盛り上げた歌がある。それはスティービー・ワンダー/Stevie Wonderが歌う"ハッピー・バースデー/Happy Birthday"

この歌は、黒人最高の偉人を思い出し、その業績を祝福する日が一年に一回くらいはあってもいいではないか、という主張を込めた、スティービーの魂(ソウル/SOUL)全開の名曲だ。

この歌は最近日本のテレビでも時折耳にするようになった。誰かの誕生日をお祝いする場面で流れるが、ほとんど間違いなくサビの "Happy birthday to you"の部分から突然流れてくる。やはり僕と同じく80年代に青春時代を過ごしたスタッフが中心になっているんだと思ったりもするが、歌の持つ深い意味を考えると複雑な心境だ。

その意味深い歌詞とはこれ!和訳

You know it doesn't make much sense
There ought to be a law against
Anyone who takes offense
At a day in your celebration

'Cause we all know in our minds
That there ought to be a time
That we can set aside
To show just how much we love you
And I'm sure you will agree
It couldn't fit more perfectly
Than to have a world party on the day you came to be

Chorus
Happy birthday to you
Happy birthday to you
Happy birthday
(Repeat)

I just never understood
How a man who died for good
Could not have a day that would
Be set aside for his recognition
 
Because it should never be
Just because some cannot see
The dream as clear as he
That they should make it become an illusion
 
And we all know everything
That he stood for time will bring
For in peace our hearts will sing
Thanks to Martin Luther King

Chorus

Bridge
Why has there never been a holiday
Where peace is celebrated
all throughout the world

The time is overdue
For people like me and you
You know the way to truth
Is love and unity to all God's children

It should be a great event
And the whole day should be spent
In full remembrance
Of those who lived and died for the oneness of all people

So let us all begin
We know that love can win
Let it out don't hold it in
Sing it loud as you can

Chorus
Happy birthday to you
Happy birthday to you
Happy birthday
(4x)

Happy birthday Ooh yeah
Happy birthday,
To you

We know the key to unity of all people
Is in the dream that you had so long ago
That lives in all of the hearts of people
That believe in unity
We'll make the dream become a reality
I know we will
Because our hearts tell us so 

最後はソウルシンガーのスティービー、歌では物足りずに、ラップではなく、真剣にスピーチしている。

1980年にアルバム "Hotter Than July/ホッター・ザン・ジュライ"で発発表され、翌年にシングルカットされたこの歌が運動のテーマソングとなり、色んなところで流された。

その結果、この日が1983年レーガン/Reagan政権下で祝日になることが決まり、1986年に初めてMLK DAYが祝日となった。但し一部の州が反対し、アメリカの全50州で公式に祝日にるのは2000年まで待たなければならなかった。

アルバム "Hotter Than July/ホッター・ザン・ジュライ" からシングルカットされたものの、日米ではトップテンヒットには至らなかったものの、イギリスではチャート2位まで上がり、彼のシングルの中で最もたくさん売れたヒット曲となった。この事実の背景を色々と考えるのは意外と面白いかも知れない。

余談だが、僕はスティービーは大好き、でも黒人解放運動ではマルコムエックス/Malcolm X の方をより支持している。
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September 11, 2011

911同時多発テロ 10周年と音楽・映画

今日は9月11日で、アメリカで同時多発テロが起きた日。今年で10周年だ。

10年前の今日、日本時間では深夜に近いころだった。僕は東京の立川で英語教室の講師として働いており、教材作成のために事務所に詰めて仕事しながらテレビを流していた。すると急に臨時ニュースが入り、旅客機が突っ込んで破壊された世界貿易センタービルがテレビに映し出され、その衝突シーンが繰り返し流されている間に、もう一機の旅客機がツイン・ビルディングのまだ残っている方に突っ込むところがほぼ生で放映されるのを見たと記憶している。僕は大きなショックを受けた。今も当時のテレビを見ていた様子が脳裡に生き生きとよみがえる。

僕の会社の社長がアメリカ滞在中でちょうど日本へ発とうとしていた日の朝だったし、日本で一緒に働いていたアメリカ人講師もロサンゼルスに向かう飛行機に乗っていたのだ。

二人とも色々なトラブルに遭った。社長は日本へ来日を延期せざるを得なかったし、米人講師は小さな地方空港に降ろされ、グレーハウンドの長距離バスで長時間かけて家まで帰ったそうだ。

このテロにより大勢の犠牲者が出た。まずは罪も無く亡くなられた犠牲者とその遺族の方のご冥福をお祈りします。

この911テロ、当時のブッシュ政権の中東政策によって引き起こしたとも言われ、またブッシュ政権の策略によって起きたという謀略説もある。

マイケル・ムーア監督によるドキュメンタリー、「華氏911」はその説を裏付けるような作品となっている。

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また、音楽の世界でも事故直後に日本のラップグループ、キングギドラが911という作品を制作。(リリースは日本の言論統制のため(?)一年延期)  アメリカではジョン・メレンキャンプが「トゥ ワシントン」という歌でブッシュ政権の石油利権を批判している。イギリスのビリー・ブラッグも「石油の価格」という歌を発表し、ビンラディンフセインも元々はアメリカが育てた独裁者だと言いながらブッシュ政権を非難。その後開始されたアフガニスタンの攻撃に象徴されるアメリカの独善主義は日本の長渕剛の「静かなるアフガン」やザ・ハイロウズ「アメリカ魂」をはじめとして世界で様々な非難の声が上がった。

ジャマイカの重鎮、ジミー・クリフも「テロ(9/11)」という曲を発表、「テロに対するテロは切りがなく恐ろしいこと」と歌っている。

今日は911テロの犠牲者を追悼しながら、この事件が意味するところを改めて考えてみてはいかがだろうか?アメリカでは911テロを第二の真珠湾攻撃と位置づけているのだから。


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April 25, 2009

NEIL YOUNGの「大統領を弾劾せよ」の動画5

前回紹介したニール・ヤングの反戦アルバム"Living With War"の7曲目、"Let's Impeach the President"(大統領を弾劾せよ)の動画を紹介します。

この歌の中にはブッシュ前大統領の発言がそのまま収録されている。FLIP FLOP(コロコロ変わる)という掛け声に挟んで、彼の矛盾した発言を並べている。なかなか面白いので、YOUTUBEから動画をリンクした。

歌詞と訳詩  曲中ブッシュの発言内容 
2年以上前の歌だけど、まだ聞いたこと無い人はぜひ見てください。曲はいたってシンプルだけど、迫力あるよ。



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January 22, 2009

米国初の黒人大統領の就任演説

アメリカ合衆国初の黒人大統領−バラック・オバマ大統領の登場だ。

アメリカで黒人が大統領になるなんて信じられない。でも現実だ。アングロサクソンの白人が支配するアメリカのリーダーに初めて黒人が選ばれたのはとても意義深い。

これまで黒人の権利獲得運動でいつもアフリカ系アメリカ人たちの心の支えであったと思われる、道半ばで暗殺されてしまったキング牧師とマルコムX氏に敬意を表し、大統領就任演説の動画と原稿全文をここに紹介する。

英文スクリプト
日本語翻訳文



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