戦争と平和
October 09, 2007
Happy Birthday, John!
今日は元ビートルズのジョン・レノンの誕生日。1940年10月9日に生まれ、1980年12月8日に凶弾に倒れた。享年40歳。
ちなみに息子のショーンも同じ誕生日。
彼が残した代表作、イマジン(―想像してごらん)は、空想的ながらも差別や争いの無い平和な世界を夢見る平和のアンセム。数多くの歌手たちによって歌われている。僕が知る限りでも、レイ・チャールズ、クイーン、ジョン・ボン・ジョヴィ、ジャネット・ケイ、エルトン・ジョン、マドンナなど。日本人でもRCサクセションが独自の日本語訳詞で、問題になったアルバム「カバーズ」に収録した。
今日はYouTubeで見付けたこのビデオを見て一緒に誕生日をお祝いしよう。
オークション出品中です。
Working Class ジョン・レノン トリビュートCD
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k46889843
レア盤John Lennon The Last Word 最後のインタビュー
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m43693050
ジョン・レノン ヌートピア宣言 MIND GAMES
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/99608628
ジョンの魂 John Lennonのソロデビューアルバム
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/105080825
希少盤・ジョン・レノン・コレクション John Lennon Collection
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u15800213
CD ジョン・レノン・ボックスセット(4枚組)LENNON BOX
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/104322521
September 06, 2007
反戦歌 「花はどこへ行った?」 ピート・シーガー作
1964年にthe Kingston Trioによってヒットし、その翌年にはPeter Paul & Maryによって世界的にヒット。この後、ベトナム戦争を背景とした反戦歌として多くのフォーク歌手によって世界中で歌われ広まった。Joan Baezも英語やドイツ語で歌ってきた。他にもthe Brothers Fourのバージョンも日本で人気が高かった。
この記事は別サイトに移動しました。
August 13, 2007
戦争の親玉 ボブ・ディラン 日本語訳詞
<戦争の親玉>
やあ、戦争の親玉諸君
大砲を作る諸君
殺人飛行機を作る諸君
大きな爆弾を作る諸君
壁の後ろに隠れている諸君
机の後ろに隠れている諸君
諸君に知ってほしい
私は諸君の仮面を見通せるって事を
絶対に何もしない諸君、
破壊の為の製造以外は
諸君は僕の世界の中で遊んでいる
まるでこれが諸君の可愛いおもちゃであるように
諸君は銃を手に取り
私の視線から逃れる
向きを変えて遠くへ逃げる、
銃弾が飛んできたら
昔のユダのように
諸君は嘘をつき欺く
世界戦争は勝つことが出来ると
私に信じてほしいと思っている
しかし私は諸君の目を読み
そして諸君の考えを見抜く
まるで下水道を流れる水を
見通すように
諸君は自分の引き金は留めておいて
他の人々に発砲させる
諸君は後ろでただ見ている
死者の数が増えると
別荘の中へ隠れる
若い人々の血が
体から流れ出て
泥の中に埋められている間に
諸君は最悪の恐怖を振りまいた
今までで最悪の
子供を産む恐怖
この世界に
私の赤ちゃんを恐れさせる
まだ生まれても、名付けられてもいない
諸君は自身の血管を流れる
血ほどの値打ちも無い
私がどれだけ知っているか
諸君に話せるほどの
諸君は私が幼いと思っているかもしれない
諸君は私がまだ充分学んでいないと思っているかもしれない
しかしひとつだけ確かなことがある
私は諸君より若いけど
イエス様でさえ
諸君がしていることを許しはしない
ひとつお尋ねします
そんなにお金が好きなの?
それが諸君に容赦を買ってくれるの?
買ってくれると思うの?
私は諸君がいずれ気付くと思う
死がその代価を支払う時
諸君が稼いだその金は
諸君の魂を買い戻してはくれないと
私は諸君が死んでくれればいいと思う
そして死はすぐにやってくるだろう
私は諸君の棺桶の後をつける
青白い午後に
そして諸君が埋められるのを見るさ
お墓の底へ
そして私はその墓石の上に立ち
諸君が本当に死んだか確認するのさ
ボブ・ディランのプロテストソングで最も激しいメッセージが込められたものの一つです。
April 04, 2007
Stevie Wonder With 細木数子 タッキー 小室哲也 KEIKO
今日(火曜日)細木数子のテレビ番組に、なんとあのスティービー・ワンダーが登場!それも小室哲也の自宅でインタビューだ。これは驚きだ。
Stevie 自身の口から、彼の名曲"Happy Birthday"についてのコメントが聞けてとても嬉しかった。 この歌は、最近では誕生日のお祝いとしてテレビなどでよく流されているが、元々はアメリカ黒人たちの英雄、Martin Luther King Jr.(キング牧師)の誕生日を祝福するためにStevieが作った歌なのだ。 この歌の最後の方には演奏に乗せて彼のことばでメッセージを入れている。
この歌は、キング牧師の誕生日を国家的な祝日にするための運動のテーマソングとなり、遂にその目的を成し遂げたのである。 (キング牧師の誕生日は1928年1月15日で、1986年からアメリカのキング牧師の日が1月第3週の月曜日と定められた) Stevieの名曲紹介としてHappy Birthday, かわいいアイシャ(Isn't She Lovely), Sir Duke, 心の愛(I Just Called To Say I Love You), 缶コーヒーFIREのテーマ、Part Time Lover などのヒット曲と一緒に Latelyが紹介されていたのが嬉しかった。 この歌はHappy Birthdayと同じアルバム"HOTTER THAN JULY"に収録されているが、とてもシンプルな伴奏に乗せたシンプルなバラードだ。
ユニバーサルインターナショナル (2003/01/29)
売り上げランキング: 79574
Polygram International (2006/05/09)
売り上げランキング: 136624
二枚組のアメリカ盤と、日本盤には、Happy Birthdayが入っていないのだ。
ユニバーサルインターナショナル (2006/01/25)
売り上げランキング: 179
僕は迷わずにイギリス盤を買った。(輸入盤なので歌詞カードは無いのでご注意)
Lately は僕も良く知らなかったのだが、好きになったのは韓国のラップグループ、DJ DOCがアルバムで発表したハングルバージョンを聞いてからだ。DJ DOCと言えば、アゲアゲのオリジナルを歌ったグループだ。 彼らはラップではなく真面目なバラードとして感動的に歌い上げた。(最初に少しおふざけあり) ただ、現在そのDJ DOC3のアルバムは入手困難なようだ。
このTVで最後の Stevie のメッセージは、「戦争をしたり武器を作ったりする時間はあるのに、どうして愛するための時間は無いのか」というもの。 これぞ正にこの世からいじめを無くすためのメッセージではないだろうか。 これはまた、彼の最新アルバムのタイトル曲、Time To Loveのメッセージでもある。
Motown (2005/10/18)
売り上げランキング: 22225
現在のStevie Wonder
不惑を10余年,不惑らしくなった御大
February 16, 2007
Bruce Cockburn のアルバム "Life Short Call Now"
昨年(2006年)の6月に発売されたカナダのベテラン・シンガー、Bruce Cockburnのニュー・アルバム、"Life Short Call Now"を買った。 曲目リストは以下のとおり。(青いリンクから歌詞へ飛べます。リンク無しはインストゥルメンタル)
Title: Life Short Call Now |
---|
1. Life Short Call Now |
2. See You Tomorrow |
3. Mystery |
4. Beautiful Creatures |
5. Peace March |
6. Slow Down Fast |
7. Tell the Universe |
8. This Is Baghdad |
9. Jerusalem Poker |
10. Different When It Comes to You |
11. To Fit in My Heart |
12. Nude Descending a Staircase |
この中で、8曲目の"This Is Baghdad(ここはバクダッド)"は、アメリカのイラク戦争を痛烈に批判したメッセージソング。 アメリカの失敗は、イラク攻撃によりアメリカが予想していたのと異なる結果になったらどうするのかを考えなかったことだと主張している。彼はイラクを訪問し、現実を見て感じたことを歌にしたのだ。 4曲目の"Beautiful Creatures(美しき動物たち)"は、人間の開発により絶滅していく動植物たちを哀れむ歌。
彼は、80〜90年代のアメリカの中南米政策を非難するためにそれらの国を訪問し、地雷問題を調べるためにモザンビークへも行っている、積極的な活動家シンガーだ。
彼のアルバムは数年前まで日本でも国内盤が発売されてきたのだが、このアルバムは国内盤が発売されていないようだ。 恐らく、日本では売れないので、レコード会社が手を引いたのだろうと思う。 こんな良質な歌手が日本であまり紹介されないのはさびしいことだ。
日本語紹介ページ
公式サイト
10曲目・Different When It Comes To You のPV
Bruce Cockburn Project
10曲目・DIFFERENT WHEN IT COMES TO YOU のPV
January 05, 2007
つくばエキスポセンターへ行ったよ
今日は茨城県つくば市の、つくばエキスポセンターへ行ってきた。 今日も妻の実家を拠点としての行動で、義母も一緒だった。
ここはなかなか面白い。 入場料大人300円を払って中へ入ると、色々な科学実験と関係した遊びがあった。 バランス感覚や瞬発力を試すゲームなどがあったが、からっきしだめだった。 自転車のようなものを全力でこいで、滑車を回したり、バランス感覚で強風を吹かせたり、なかなか体力を使うアトラクションがたくさんあった。 宇宙ロケット関連の展示も充実していた。
ロケットの大きな模型が目印
面白かったのは、原子力発電の理論と発電所の素晴らしさを教えてくれるゲームや啓蒙ビデオみたいなもの。 ここでは原子力発電所は、完璧な理想のエネルギーなのだ。 原発賞賛もここまで来ると、あきれるばかり。 ビデオの中で面白かったのは、最後に原発がある場所には豊かな自然があるということをアピールしていたこと。 たしかに原発はほとんど人口の少ない、過疎に近いところにたくさん立てられているし、そんな危険なもの、都市の周辺には建てられないので、山や海岸にあるわけで、自然が豊かなのは当たり前。 問題は、この原発により自然が破壊されているということなのに、素晴らしいすり替えだ。
原発列島を行く
もうひとつ、純粋に楽しめたのは、3Dムービー。 20年以上前のつくば科学万博の人気パビリオンの多くはこのムービーをウリにしていたはずだ。 なつかしい気持ちで、潜水艦しんかい号のCGと、太陽についてのアクションムービーを立体めがねをかけて楽しんだ。
このときの特集企画で、子供たちの発明品が展示されていたが、どれも皆面白かった。 手袋の形をした食器洗いたわし、熱い飲み物が入った紙コップを倒さないで運べるホルダー、などなど、小さなアイディアが一杯で楽しかった。ここは学生たちが楽しめると思った。 両国の科学未来館よりは規模が小さいが、周辺施設と併せて楽しめるのではないだろうか。 ところで、竹橋の科学技術館も似たような場所だったなあ... 今度機会を見て行って見て比べてみよう。
December 31, 2006
フセイン処刑・ブッシュふざけるな!
汚れた弾丸―劣化ウラン弾に苦しむイラクの人々
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
イラクの中心で、バカとさけぶ―戦場カメラマンが書いた
イラクの元大統領、フセイン氏が処刑された。 少なくとも一国の大統領を長年務めた人物が、たかが大統領一期目を終えようとしている他国の大統領のために殺されたのだ。
たとえフセインが国民を大虐殺したとしても、これはまずは内政問題だ。 アメリカにとっては他国の問題だ。 イラクは独立した国連加盟国だ。 その国に攻め入り、街を破壊し、他国民を殺害しているのが、ブッシュのアメリカなのだ。
そもそもイラクが大量破壊兵器を持っているというのがアメリカのイラク侵攻の口実だったはず。 しかし、大量破壊兵器が発見されもしないのに、フセイン大統領を捕獲逮捕し、挙句の果てに処刑した。
テレビで放映されたフセイン大統領の裁判での勇姿は、正に革命家の姿だった。 信念をつらぬく革命家の魂を見た。 彼の姿は多くのイラクはじめ中東の一般国民に勇気を与えたのではないだろうか。 彼の悪行は許せないとは思うが、大統領を20年以上も続けられたのはそれなりの力があったからこそだろう。
中間選挙を向かえるころからのブッシュのぶざまさとは、何と対照的だろう。
ブッシュ政権は何人の罪の無い中東・アジア人を殺すのだろう。 ブッシュ政権こそ、良心ある大衆による制裁を受けねばならないだろうと思う。
August 06, 2006
唯一の被爆国?
今日は米国が広島に原爆を投下して61年目の日だ。僕は勿論当時生まれていなかったので、当時がどんな風であったかは、テレビやビデオなどを通して知るのみだ。
ブルーハーツの「1985」
僕は日本は被曝国として世界的な核廃止に向けて、国を挙げて取り組むべきだと思っている。だが現実には、日本は核兵器を持ってはいないが、「核の平和利用」という聞こえの良い言葉で原子力発電所を稼動させ続けている。戦争が起こって、原発が空爆されたらどうすると言うのか。それこそ「大型原子力地雷」のようなものではないか。
原子力発電所を反対する運動は一時期盛り上がったが、最近は忘れられているようだ。東京電力はさりげなく原子力発電所の必要性を宣伝しているが、視聴者の潜在意識にはしっかりと<原子力発電所=あって当たり前>と植え付けられているのではないか。そんな人はこの歌の歌詞を見て欲しい。
MONJU by 朴保&切狂言
サマータイム・ブルース〜Summertime Blues by RCサクセション
ラブ・ミー・テンダー〜Love Me Tender by RCサクセション
日本の一部の識者たちは、「日本は唯一の被曝国」とよく言うが、それを肯定的にとらえて、今後の核廃絶につながる行動を起すのならよい。しかしそうなっていない現実からして、僕はこれを否定的に捉える。
日本は、敵軍によって原子力爆弾を落とされたという意味では確かに唯一無二である。しかし、より広い意味で被曝している国は他にもある。
それはアメリカが原爆実験を行なった場所だ。米国内のニューメキシコ州で、広島・長崎に先立って核実験が行なわれた。このとき多くの米兵が被曝している。戦後はネバダ州で数多くの実験があった。このとき参加した兵士が被曝したかどうかはよく分からない。これらは米国の国内被曝。他国には被害を与えていない。
他にアメリカは太平洋の島々周辺で水爆実験を行なった。1946年から1958年にかけて、マーシャル諸島のビキニ環礁とエニウェトク環礁で、合計なんと88回も、である。当時そこに住む人々はロンゲラップ島に強制移住させられた。実験で彼らが被爆したのは明らかだ。米軍は被爆の状況を調べるために、彼らをモルモットのように利用したのだ。医師が来ても島民たちの治療はせずに、髪の毛などのサンプル採取しかしなかったという。詳細はこちらのHPでよくわかる。
ここで、米国がどんなに極悪非道なことを、罪も無い素朴な人々に行なったかがよく分かる。
そんな国が今世界の中心で「戦争」を叫んでいるのだ。
他にも元ロシアのウクライナ共和国とその周辺の人々の多くがチェルノブイリ原発事故によって被爆し、住む場所から追われている。これもれっきとした被曝だ。
「日本は唯一の被曝国」とのたまう識者たちは直ちにこの表現を正すべきだ。そして、日本は非核国になる道を進むべきだと思う。 「明日無き世界」へ向かうのはまっぴらだ。
世界の全ての被爆犠牲者に哀悼の意を表します。