奨学金チャラに!山本太郎

December 27, 2019

病気は社会が引き起こす!貧困層の分断統治のため


Sickness from Society

木村知 著の「病気は社会が引き起こす〜インフルエンザ大流行のワケ」を読んだ。元大学病院で医者をしていた方で、医療界に見られる問題点から始まって、社会福祉、そして政治の問題にまで話をつなげている。彼は山本太郎が参議院議員だったときに質問主意書の作成を手伝ったこともあった。なので、本書全体に山本太郎の考え方の基礎が詰まっていて、彼の考え方まで理解できてしまう。山本太郎が街宣で聴衆に説明するために使用するグラフもいくつか出処を明かして掲載されている。

今回は特に、本書の中で生活保護政策についての部分にとても感銘を受けたので、皆さんと共有したいと思う。

(生活保護は)自己責任社会にとって不都合な制度(p.174~174 引用)
今の政治が、国民の生存権を守るための「最後のセーフティーネット」である生活保護制度を破壊しようとしているのは、いったいなぜなのだろうか。私は大きく2つの理由があるのではないかと考えている。

1つは、今の政治をハンドリングしている人たちの最終的な目標ともいえる政策が、徹底した自己責任社会の構築であるためだ。

このような政策理念に基づけば、生活保護という制度は、その対極に存在する制度だろう。財政政策の一環であるかのように装いつつ、生活保護受給者に恥の自覚を要求し、受給者のみならず制度そのものにスティグマを刻印する政策を徹底して推し進める理由として、これは除外できないものと言えるだろう。

2つ目は格差社会を目くらましする目的での貧困層の分断統治だ。「富める人は、より一層の財を成し、貧しき人は、働けど働けど一向に暮らし楽にならざり」という、今の日本の格差社会における後者の不満を、いかに富裕層や為政者に向けさせないかが、政治を握っている集団にとっての至上命題だろう。生活に困窮している人同士を対立させるのは手っ取り早く有効な方法だ
自己責任を追及する社会構築の対極にあるのが生活保護の充実という考えはまさにそのとおりで、現実に社会保障の世話になっている人の負担を増やす政策ばかり聞こえてくるし、自民党はこの種の議論したくないみたいだ。

そして、何よりも、2番目の「貧困層の分断」こそ我らが警戒すべきことである。現状の満たされない気持ちのはけ口を自分より立場の弱い人に向けないことだ。強い人たちが今の世界を創っていると言えるのだから。

本書にはこういう内容の部分もある。(p.189 引用)
自分の気持ちや置かれている環境が不安定であると、他者に対して寛容でいることが難しくなる。過労や多忙、家庭内外での人間関係の不和や金銭的困窮といった、心身に対する負荷は、その人から余裕を奪い、他者に対する不寛容として表出されることにもなるだろう。
ということだ。世の中に目立って増えてると思われる、家族間殺人や煽り運転などの犯罪の原因はまさにこういうところにあるのではないだろうか。

自分が幸せだと感じていれば、他人を不幸に陥れようとなんて考えないはずだ。すべての人がそれなりに幸福感を味わえる社会を作っていかなければいけない。そのためには、立場が弱い人を思いやるべきだし、怒りの矛先は、今の日本を作った日本の「リーダー」たちに向けなければならないと思う。相手は決まっている。みんなで怒りの叫びを上げれば、「リーダー」たちも行動を正すことになるだろう。

paul83 at 15:46│Comments(0) 政治 | 山本太郎

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