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January 14, 2012

今週はアメリカの祝日三連休!

マーチン・ルーサー・キング牧師の誕生日休日!

HAPPY NEW YEAR! 新年初の記事は、地球の反対側の国の祝日について書こうと思う。

今週今日から月曜日までアメリカでは連休である。1月の第3月曜日はマーチン・ルーサー・キング/Martin Luther King Jr. 牧師の誕生日を祝う日で国家的な祝日なのだ。(Martin Luther King Jr. Day)
 

マーチン・ルーサー・キング/Martin Luther King Jr. 牧師(以降MLK)は1960年代に盛り上がったアメリカ黒人の人権奪回闘争、別名公民権運動の指導者。彼を中心に、かつて奴隷だったアメリカ黒人達が権利を獲得することになるのです。

そのMLKの誕生日が1月15日。この日が祝日になった理由は単純ではなかった。なんといっても白人が多数派で、米国全人口の役12パーセントにしかならない黒人は少数派。そんな彼らの英雄の誕生日が祝日になったのだから簡単ではなかったのは想像に難く無い。アメリカには昔からアフリカから黒人をモノとして買ってきて奴隷として働かせ、農業を発展させてきたという覆しがたい恥の歴史があるのだから。

ちなみにアメリカの祝日で個人にまつわるものは他に2つしかない。

2月第3月曜日 ワシントンとリンカーンの誕生日(大統領の日)
10月第2月曜日 コロンブスの日

アメリカ大陸を「発見」したイタリア人クリストファー・コロンブス/Christopher Columbus。アメリカ初代大統領で建国の父とも言われ慕われているジョージ・ワシントン/George Washington 大統領。南北戦争を終わらせる一環として黒人開放宣言をしたエイブラハム・リンカーン/Abraham Lincoln 大統領。これらに続けてアメリカ黒人を制度的に開放するために尽力したMLKの誕生日を祝日にするためにアメリカ黒人は立ち上がったのだ。

その運動を盛り上げた歌がある。それはスティービー・ワンダー/Stevie Wonderが歌う"ハッピー・バースデー/Happy Birthday"

この歌は、黒人最高の偉人を思い出し、その業績を祝福する日が一年に一回くらいはあってもいいではないか、という主張を込めた、スティービーの魂(ソウル/SOUL)全開の名曲だ。

この歌は最近日本のテレビでも時折耳にするようになった。誰かの誕生日をお祝いする場面で流れるが、ほとんど間違いなくサビの "Happy birthday to you"の部分から突然流れてくる。やはり僕と同じく80年代に青春時代を過ごしたスタッフが中心になっているんだと思ったりもするが、歌の持つ深い意味を考えると複雑な心境だ。

その意味深い歌詞とはこれ!和訳

You know it doesn't make much sense
There ought to be a law against
Anyone who takes offense
At a day in your celebration

'Cause we all know in our minds
That there ought to be a time
That we can set aside
To show just how much we love you
And I'm sure you will agree
It couldn't fit more perfectly
Than to have a world party on the day you came to be

Chorus
Happy birthday to you
Happy birthday to you
Happy birthday
(Repeat)

I just never understood
How a man who died for good
Could not have a day that would
Be set aside for his recognition
 
Because it should never be
Just because some cannot see
The dream as clear as he
That they should make it become an illusion
 
And we all know everything
That he stood for time will bring
For in peace our hearts will sing
Thanks to Martin Luther King

Chorus

Bridge
Why has there never been a holiday
Where peace is celebrated
all throughout the world

The time is overdue
For people like me and you
You know the way to truth
Is love and unity to all God's children

It should be a great event
And the whole day should be spent
In full remembrance
Of those who lived and died for the oneness of all people

So let us all begin
We know that love can win
Let it out don't hold it in
Sing it loud as you can

Chorus
Happy birthday to you
Happy birthday to you
Happy birthday
(4x)

Happy birthday Ooh yeah
Happy birthday,
To you

We know the key to unity of all people
Is in the dream that you had so long ago
That lives in all of the hearts of people
That believe in unity
We'll make the dream become a reality
I know we will
Because our hearts tell us so 

最後はソウルシンガーのスティービー、歌では物足りずに、ラップではなく、真剣にスピーチしている。

1980年にアルバム "Hotter Than July/ホッター・ザン・ジュライ"で発発表され、翌年にシングルカットされたこの歌が運動のテーマソングとなり、色んなところで流された。

その結果、この日が1983年レーガン/Reagan政権下で祝日になることが決まり、1986年に初めてMLK DAYが祝日となった。但し一部の州が反対し、アメリカの全50州で公式に祝日にるのは2000年まで待たなければならなかった。

アルバム "Hotter Than July/ホッター・ザン・ジュライ" からシングルカットされたものの、日米ではトップテンヒットには至らなかったものの、イギリスではチャート2位まで上がり、彼のシングルの中で最もたくさん売れたヒット曲となった。この事実の背景を色々と考えるのは意外と面白いかも知れない。

余談だが、僕はスティービーは大好き、でも黒人解放運動ではマルコムエックス/Malcolm X の方をより支持している。
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paul83 at 08:00│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 英語 | 社会問題

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