May 27, 2011
山本太郎さんがドラマ降板させられた原因の動画
このビデオを見て欲しい。人気俳優、山本太郎が原発事故の被害を受けている福島県の子供たちの放射能基準値を20ミリシーベルトに引き上げたことに抗議して、子供たち全員の疎開を強く訴えているビデオだ。 8分も熱く語る彼の目に嘘や邪心は見えない。僕は山本太郎君の芸能生命を賭けた本気の主張に大いに賛同するとともに、喝采を贈りたい。 分かりやすい話だが、予想通りの展開になった。5月26日のウェブニュースによると、この発言が原因で、出演することが決まっていたドラマを降板させられたそうだ。
山本太郎は人気俳優。僕もバトル・ロワイヤルでの彼の演技はとても印象に残っている。GOや夜を賭けて など、在日コリアンがらみの人気映画にも出演していて、とても身近に感じていただけに、今回の事態には憤りを禁じ得ない。山本太郎の出演映画
このブログでも度々紹介している、某原子炉製造メーカー傘下のレコード会社が1988年に忌野清志郎率いるRCサクセションの「カバーズ 」というアルバムを、原子力発電を反対する曲が入っているという理由で発売させなかったのと同じようなことがまた起こってしまった。
RCサクセションのアルバムの場合、古巣のキティ・レコードから一年後に発売させ、話題性も手伝って、堂々のオリコン・チャート一位を獲得した。彼らにとっての唯一のナンバーワン・アルバムとなった。
山本太郎君をもし「当局」が、連鎖反応で同じような芸能人が出てこないようにするための見せしめとして今回の措置をとったのだとしたら、とても悲しいこと。日本には言論の自由はないということが実証されたことになる。
だからこそ、山本太郎フォロワーがどんどん出てきて欲しいと切に願う。
僕が同じことをしたって影響力はほとんどないだろう。有名人の一言は世論に大きな影響を及ぼすことができる。だからこそ統制され、規制され、弾圧されるのだ。
この件で、僕は山本太郎君が次に出演するドラマや映画が大ヒットすることによって、「当局」を見返す日が必ず来ると信じたい。RCサクセションのカバーズのように。
最後に、彼の言うように、基準値をそのままにしたら賠償金を払いきれないから基準値を原発で作業する労働者の基準値の4倍にもなる数値に上げた日本政府は殺人政府だと思う。自分たちの保身のためなら人が死んでも良いと思っているのだ。
こんな政治家たちが国民を引っ張っている日本とは一体どんな国なのか。韓国や他の国も似たりよったりだと思うので、対岸の火事とは考えず、外国人として自国の政治にもっと関心を持つようにしよう。