December 2018

December 31, 2018

日本の政治状況は明らかにファシズム!



paul83 at 22:55|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 社会問題 | 政治

December 28, 2018

日本の捕鯨の問題

日本 IWC脱退 商業捕鯨再開を発表

japan whaling
日本が国際捕鯨委員会(IWC=International Whaling Comission )からの脱退を発表した。そして2019年7月から30年ぶりに商業捕鯨を開始するという。さすがに南極まで出かける遠洋漁業はぜず、日本の領海内に留めるとのことだが、世界に大きな波紋を投げかけた。全世界の捕鯨反対の国々から非難の声が上がっているようだ。

日本人がクジラを捕まえて食べるのは日本の文化だと言われる。管理人もそう思っていた。幼い頃、クジラのベーコンやステーキを美味しく食べた記憶は脳に染み付いている。

クジラの乱獲はそもそもヨーロッパがクジラの油目当てに行ったことであり、そのために絶滅危惧種になったと言っても過言ではない。そんなヨーロッパがそれなりの反省の立場から捕鯨を国際的に禁止することにした。日本はそんなにクジラをたくさん食べていたわけではないので、クジラを絶滅危惧種に追い込んだとは言えない。

そんな日本は、調査目的でなぜか南極の海まで行って、最初は300頭くらいから始まったが、2005年度からは合計1000頭以上を目標として捕獲した。(最近は捕鯨反対の勢いに押され100〜200頭になった)このように数多くのクジラを捕らえてきた。そして役割を終えたクジラの肉を市場に流して、調査資金を調達した。だから、スーパーでは販売されなくても、食べようと思えば食べることができた。今後、商業捕鯨だけにして、日本近海だけで行うならば、むしろその流通量は減るかもしれない。

上に上げたネットニュース記事によると、IWCに加盟していないカナダやインドネシアは商業捕鯨を行っているそうだが、この点はど見るべきなのか難しいところだ。

この記事では外国がどうのではなく、日本の捕鯨の問題について読んでほしい記事と見てほしい動画を紹介するにとどめたい。

2016年 BBCニュースの日本語版記事 

捕鯨を止められない理由の本質について、この記事の最後の部分だけ引用する。

佐久間さんは、日本の捕鯨は政府が行っていて、研究予算や毎年の計画、出世や年金がかかった官僚の大きな構造が作り上げられているのが理由だと考えている。

佐久間さんは、「官僚は自分がトップを務めている間に担当者が削減されたりするのは、非常に恥ずかしいことだと思う」と指摘する。

「そのため官僚はほぼ全員、捕鯨関連の部署をどんなことをしても維持しようとする。政治家もそうだ。自分の選挙区が捕鯨と強いつながりのある場所なら、商業捕鯨の再開を約束するだろう。議席を守るために」

とても陳腐に聞こえるかもしれない。しかし、日本が捕鯨を続ける決意が固いのは、捕鯨関係者が多い選挙区から選出された数人の国会議員と、予算を失いたくない数百人の官僚たちのせいと言えるかもしれないのだ。


2017年 山本太郎議員の農林水産委員会での質問と回答
日本の商業捕鯨開始、捕鯨継続の本質がよくわかる。動画の中でミンククジラ800頭、ザトウクジラ50頭という具体的な数字も引き出している。必聴だ。






paul83 at 16:07|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 社会問題 | 政治

December 15, 2018

安倍政権の横暴 水道民営化(華氏119を見て)

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安倍政権になって、消費税の10パーセントへのアップ、秘密保護法案や移民法改正法案など、国民にとって負担が増える法案の強行採決ばかり続けられている。そして最近は国民の命を直に左右する水道法が改正された。

そして先日は岩手県のペンション村として知られる雫石町で問題が起こった。ここは最初から水道が民間企業によって始められたところで、おいしい水道水として知られていたが、水道ポンプ用の電気料金等を払えなくなって住民たちの水道使用継続に赤信号が灯った。突然追加料金を請求され、支払わない場合は水道をストップするという宣言が成された。( 町で水が止まる危機 住民困惑…何が?

水道民営化が可能になってしまった直後にこのような事例が現れるとはなんとも皮肉である。

世界の多くの国々で水道が民営化されたものの、問題が多くて再度公営化された事例が多いのだが、これらに学ぼうとせずに十分な審議を経ないまま通された改正水道法案は、断固としてつぶさなければならない。
Moor119

実は最近公開された、マイケル・ムーア監督によるドキュメンタリー映画、「華氏119/Fahrenheit 11/9」でもミシガン州フリント市で起きた重大な事件が紹介されていた。
ニューズウィークの記事
水汚染に対するミシンガン州の驚異的杜撰さと違反の隠匿

2010年にトランプ大統領の知り合いの大富豪、リック・スナイダーが州知事になった。2014年にはフリント市の水源を、水のきれいなヒューロン湖から汚染されたフリント川に変更した。川水が汚染されていたので、老朽化していた水道管の鉛が水道水に混入するという事態になった。そのために多くの市民が、子供たちも含めて、健康に深刻な被害を被った。

なぜこうなったかといえば、フリント市がより良い水道公社に作り替えることを決めたが、貧困層が多いフリント市ではその費用が払えなかった。そのために公社に加わらず、フリント市独自の水道事業を始めなければならなかった。

フリント市には大手自動車企業のGM、ゼネラル・モーターズ/General Motors の工場があるが、そこで使用する水も汚染されて大きな問題になったので、その工場へだけは新水道公社から水が供給されるようになった。

フリント市出身のマイケル・ムーア/Michael Moore リック・スナイダー知事の逮捕を求めて立ち上がった。黒人が多かったので、人種差別的な政策でもあると訴えた。

そして大きな訴訟問題になり、アメリカ合衆国政府的な連邦災害宣言を要求されるまでになった。そしてオバマ大統領がフリントまで飛んで行く。市民たちは大いに期待したが、オバマ大統領はコップに入れて出されたフリントの水を口に付けるだけで飲んだふりだけして、事実上の安全宣言を出して市民たちの期待を完全に裏切ってしまった。

この事例は民営化とは少し異なるが、採算重視の政策が人道的とは思えない政策を行わせたという意味で、今後の日本でも水道が民営化されたら十分に考えられる悲劇である。

この動画は映画の予告編だが、フリントの水を詰めたタンクローリーでスナイダー知事の家の前に降り立ち、放水するシーンから始まる。

これまでの水道民営化、再公営化の流れを知りながらもあえて水道民営化への第一歩を踏み出す日本政府は、間違いなく、日本国民の利益ではなく、海外のグローバル企業の利益のために仕事をしていると確信する。

水道民営化や秘密保護、TPP、消費税増税、移民法改正など、現在の安倍政権下で可決された国民を苦しめる法案を破棄するためには自民党政権を一日も早く終わらせなければならないと思う。

山本太郎VS麻生太郎 の質疑 
2017年3月 8分11秒目、水道民営化の後の再公営化の話のところから再生


こちら、森永卓郎さんの解説も聞いてください。


良心的で学識のある日本国民の皆さん、

どうか安倍政権を終わらせるために

立ち上がってください!



paul83 at 20:13|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 政治 | 映画