February 2008
February 21, 2008
Billy Joelのロンゲスト・タイム〜明治安田生命のCMソング
明治安田生命のCMで流れている歌はBilly Joelの「ロンゲスト・タイム」。これはアカペラナンバーでほとんど5人の男のハーモニーだけだが、すべてBILLYの声で多重録音されている。ただBILLYの5重唱ならごく普通であるが、彼は一人一人の特徴を決めて、歌い方を変えて演じているので、とても面白い。黒人っぽかったり、イタリア人っぽかったりしている。彼いわく、イタリア人みたいな調子で歌うのが難しかったそうだ。
この歌は僕もシングルを買ってよく聴いた。僕の同僚英語教師は好んで授業で教えていた。それだけ歌詞の英語も簡単で分かりやすい。タイトルのフレーズは英文法「最上級」の良い例文でもある。
この歌は1983年12月にシングルカットされてヒットした。 1983年発売の「イノセント・マン」というアルバムからの第三弾シングルであった。
当時Billy Joelの全盛期とも言える勢いで、連日ビルボードのヒットチャートを賑わしていた。MTVでもココからの曲がたくさんオン・エアされた。収録10曲中シングルカットされたのが9曲もある。
その中でA面曲のみ取り上げても、"Uptown Girl[3]" "Tell Her About It <あの娘にアタック>[1]" "This Night <今宵はフォレバー>[?]" "An Innocent Man[10]" "The Longest Time[14]" "Leave A Tender Moment Alone <夜空のモーメント>[27]" "Keeping the Faith[18]" と7曲にもなる。([ ]内はアメリカでの最高位、[?]は日本のみのシングルカットの可能性あり)B 面の曲はネタ切れになり、前作"Nylon Curtain"から2曲(Where's The Orchestra, She's Right On Time)取り上げられた。また、Billyのライブ、"僕が泣く(I'll Cry Instead)〜ビートルズのカバー)もB面で発表されたが、こちらは未CD化で、激レア アイテムになっている。
収録曲
1. Easy Money
2. Innocent Man
3. Longest Time (ロンゲスト・タイム)
4. This Night (今宵はフォレバー)
5. Tell Her About It (あの娘にアタック)
6. Uptown Girl (アップタウン・ガール)
7. Careless Talk
8. Christie Lee
9. Leave a Tender Moment Alone (夜空のモーメント)
10. Keeping the Faith
February 19, 2008
北京オリンピックのマスコットはPEACEFUL ゴレンジャー!
今年は北京オリンピックの年。日本では中国関連の食材の問題が、国際的にはチベット問題が、中国内部では上海のリニアモーターカー反対運動が注目されているこの頃。中国は特に日本では決して良い印象で受け止められていない。先日の中国でのサッカー、日本対北朝鮮では中国人民の日本に対する不満が爆発していたようだ。
しかし、平和の祭典であるべき来る北京五輪では、世界親善・日中友好を実現して欲しいと思う。
そんな中で、五輪のマスコット、1972年のミュンヘン大会から登場しているが、今回は五輪にあやかり5つのキャラクターが登場。中国内ではちょっと脱力系だということで評判は今ひとつだと言うが、カラフルで可愛くて何よりもPEACEFUL(平和的)じゃあありませんか。それぞれ中国特有の意味が含まれている5人(?)をここにご紹介いたします。
貝貝(ペイペイ)
中国伝統の年画(正月に飾られる木版画の絵)に描かれる魚と海の波。五輪の青い輪にあたるもの。
晶晶(ジンジン)
「中国の国宝」といわれるパンダと宋の時代の漆器のハスの模様。五輪の黒い輪にあたるもの。
歓歓(ホアンホアン)
炎の模様(敦煌の壁画に描かれた炎)。五輪の赤い輪にあたるもの。
迎迎(インイン)
中国青海・チベット地区のアクセサリーとチベットカモシカ。五輪の黄色い輪にあたるもの。
(ニイニイ)~漢字が変換で出てきません…
ツバメと燕の形をした凧(たこ)。五輪の緑の輪にあたるもの。
これらを順番に並べて漢字を読むと、ベイジンファンインニイ(北京へようこそ)と読めるそうだ。
これらマスコットの公式グッズが今大人気です。ヤフーオークションでも見つけました!
February 14, 2008
ハッピー・バレンタイン!
今日はバレンタインデーですね。
女性の皆さんは好きな人にチョコレートをあげるのに大変で、仕事や勉強どころじゃないでしょう。男性は男性で、一日ドキドキかな?
テレビを見ると、最近は義理チョコだけではなく、義務チョコ、世話チョコなど色々あるようで、選ぶ方も大変ですね。
バレンタインデーにチョコレートを好きな人にあげる習慣は日本など一部の国で特有のものだそうです。
世界で一般的には男女関係無く好きな人に贈物をする日で、どちらかというと男が女にあげる方が多いようで、したがってホワイトデーなるものはほとんどありません。
西暦3世紀のローマにて、当時の皇帝が戦争に出たがらない若者に腹を立て結婚を禁止したときに、一地方のキリスト教司祭であった聖人バレンタインは若者たちを可愛そうに思い、秘密で結婚させていたのです。
当時キリスト教はローマでは迫害されていたのですが、そんな中で皇帝に捕まり投獄され、西暦270年2月14日に処刑されてしまいました。
若者たちはこの日を記念して、2月14日に男性が女性にラブレターを出すようになったのです。
ちなみにローマでのお話ですので、正確には聖人バレンチノ(VALENTINO)です。英語になるとVALENTINEです。
正確には聖人バレンタインの日ということで、"Saint Valentine's Day"となります。
チョコレートを贈る習慣は、イギリスのチョコレートメーカー、キャドバリーがギフト用チョコレートボックスを製造したことで広まりました。
日本では1936年に神戸モロゾフ洋菓子店が英字雑誌に「バレンタインチョコ」の広告を出し、1958年に新宿の伊勢丹でチョコレート業者が行なったバレンタイン・キャンペーン・セールが起源だそうです。でも実際にこの習慣が広まったのは1970年ごろからだそうです。
女性が男性にチョコレートを渡す習慣は、日本からの影響か、韓国にもあるそうです。でも義理チョコはなく、本命だけみたいです。
ホワイトデーでのお返しもあって、更にその一ヶ月後の4月14日には寂しい独り者同士で韓国ジャージャー面を食べるブラックデーというのがあるそうです。
世界には色々な習慣があって、面白いですね。 では、皆さん、HAPPY VALENTINE'S DAY!
バレンタインデーのお返しは韓国コスメで決まり!
オーケー・サン・スマイルズ
February 08, 2008
英語のリスニング上達の秘訣
英語を聞き取るのはとても難しいです。特に英文を耳から学ばずに、文字と翻訳を中心に勉強した中高年にとっては大変だと思う。
英語を好きになるには、好きな内容に英語で接すること、これしかありません。音楽が好きなら積極的に英語の歌を聴き歌い、映画が好きならアメリカ映画、好きな映画を何回も観る。歌を一曲でもソラで歌えたら、映画のほんのワンシーンでも友達と上手に演技が出来たら、それはそれは大きな自信になるでしょう。
読書が好きな人は? そう、読書が好きなら、沢山洋書を読みましょう。でも、自分のレベルより少し低く、簡単で面白い本を選びましょう。高校生なら中学生レベル、大学生以上なら高校生レベルが良いと思います。
リスニングでも同じく、ワンランク下の英語をたくさん聞くことが秘訣です。でも時々自分のレベルより高い英語のリスニングにチャレンジするのも大切です。この積み重ねにより、リスニングのレベルは着実に伸びます。
そんな英語リスニング学習に燃える皆さんには、NON STOP ENGLISH WAVE(ノンストップ・イングリッシュ・ウェーブ)というCD付マガジンをお奨めします。毎号ハリウッドスターのインタビューや、連載英会話ストーリー、ニュース・ダイジェスト、TOEIC対策など、初級から上級者まで楽しめる内容で溢れています。価格も1000円と、英語教材と考えればかなりお買い得。情報誌を兼ねて楽しめます。
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February 07, 2008
HAPPY NEW old calendar YEAR!!!???
読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。
何を今さら、とお思いでしょうが、今日は旧正月です。まあ、喪中で新年の挨拶をしていなかったので、この場をお借りして、新年のご挨拶をさせていただきます。
中国ではこちらのお正月を盛大にお祝いするそうだ。新暦のお正月は、とりあえず世界共通の新年を迎えたということでお祝いはするけど、休みは元旦のみだそうだ。その代わり旧正月の大晦日には爆竹を大々的に鳴らし、新年をお祝いし、最短で1週間ほどの正月休暇を取る。なるほど、英語でChinese Yearと言う訳だ。(old calendar がより一般的)
お正月の装飾は新暦の年末から、旧暦の3が日が終わる2月10日くらいまで1ヶ月以上ずっと続けて飾られるそうだ。
僕が上海へ旅行して帰る1月29日前後には帰省ラッシュにはまだ始まっていなかったが、随分前から10年ぶりの雪が降り続き、現在まで交通機関が正常にならず、多くの人々の帰省に影響が出たそうだ。
新暦では今年のように4年に一度2月29日を作って暦と実際の太陽の動きのずれを補正している(閏年=LEAP YEAR)のだが、旧暦では、3年ごとに一ヶ月増えて、1年13ヶ月となるという(閏月=LEAP MONTH)。僕にとっては新しい発見であった。
韓国でも旧正月は祝うそうで、新暦派と旧暦派に分かれていると以前聞いたことがある。それによって帰省ラッシュも半分になり、ラッシュが大きな問題になっていないというのだ。次回訪韓したら確認してみたいと思う。
今回中国へ行ってこのことを思い出したのだが、なかなか面白いではないか。どっちか都合が良い日を自分の正月にすれば良いのだ。
日本では最近旧暦を記していないカレンダーが一般的になっているが、寂しいものだ。
毒物混入餃子問題の真っ最中に、北京五輪の新年を迎えた中国だが、今年が本当に日中韓(朝)がお互いに協力できる年になることを心から祈りたい。
では、皆さん、HAVE A HAPPY NEW YEAR!
寒かった上海、実は市民は熱かった!
前の記事にも書いたが、1月最後の1週間を利用して中国江南地方の都市巡りツアーに参加した。上海に着いて一泊したあと翌日より、蘇州〜無錫〜揚州〜鎮江〜南京と巡り、最後に上海を観光する豪華な周遊ツアーだった。阪急交通社の「新・充実の中国江南大周遊8日間」というツアー。
海外旅行で完全なホテル・食事付きパックツアーに参加するのは初めてで、その気楽さがとても良かった。この旅をひとりで行こうとしたら大変な手間がかかったことだろう。英語がなかなか通じない中国なので、特にそう思った。
この期間、中国では大雪が降って大変だったようだ。僕らが着いた22日から数日は曇り空。ほんの一度だけ日光が射した。このとき、中国の北部で大雪が降っていようとは夢にも思わず、最終日までには晴れが続くことを祈っていた。
しかし、南京あたりで雪が降り始めた。南京で雪が降るのは10年ぶりだそうだ。歴史的(?)な一日に南京に滞在できたのを喜んだものだ。しかし、その後雪は降り続き、高速道路は閉鎖され、下の国道を8時間かけて上海へ戻った。
最終日の上海で雪は上ったものの、数日前からの大雪で欠航した飛行機が多く、翼に積もった雪を溶かすためにかなり待って、5時間遅れの帰国便となった。早朝ホテルを出発し、成田に着いたのは午後6時。それから食事をして家に着いたのは夜9時過ぎ。このツアーの期間で最高に晴れた時間が、僕らの飛行機が離陸するときだったというのが、何とも皮肉である。
最後に泊まった上海のホテルの部屋が思っていたより寒くて、少し風邪を引いた感じだったが、この一日で完全に風邪をこじらせてしまった。空港で待機していた時間が長かったのだが、その空港の待機室がとても寒かったのだ。この3日間家で安静にしているが、中々良くならず、週末の仕事に影響がでないか心配なところである。
日本に帰ってきて初めて知ったことは、あの寒かった中国が実は熱かったと言う事。それは何かというと、上海で商業運転が実施されているリニアモーターカーの区間延長工事に市民たちが反対運動を起こしていたということ。中国ではいかなる無許可のデモ行進は禁止されているのだが、それを「散歩」と称して、多くの市民に参加を呼びかけ、実質的な「デモ行進」を行っているというのだ。その結果、延長区間ルートの変更が決まったのだが、それでもまだ市民たちは反対運動を推し進めているという。
僕らもリニアモーターカーのルートに沿った道をバスで走っている時にリニアモーターカーと遭遇したが、あっという間の通過で、実物は目で確認できなかった。何か緑色のぼけた物体がさっと現れては消えていった感じだ。添乗員さんによると、スピードは時速400キロ以上で、建設に大変な費用がかかり、運賃が高いためお客さんもあまり乗らず、建設費用は永遠に回収できないだろうとのことだった。
ちなみに、この添乗員さんは昔日本で仕事をしたことがあり、日本語が上手。「共産党にだまされた」が口癖の親しみある初老のおじさんだ。
市民たちは、インターネットを通して、情報を交換し合い、つながり、運動を盛り上げているそうだ。社会主義の国家で、市民たちが声を上げ、それを政府が聞き入れるというのは、大変なことなのだ。例えば北朝鮮でこれが可能であろうか。
まぁ、そもそも中国が社会主義だという印象はほとんど無かった。マクドナルドではMariah Careyなどの80年代の洋楽がBGMとして流れていたし、テレビでは「渡る世間は鬼ばかり」の完全中国語吹き替え版が放送されたり、街は2月7日の旧正月を迎えるためのきらびやかなライトアップが施されたり。ほとんど日本や韓国と変わらない状況だった。但、おみやげ屋さんやコンビニの店員さんの愛想と対応の悪さが、社会主義の名残だったと思う。
この調子で迎える今年の北京オリンピック、2年後の上海万博。どうなることやら心配であり、楽しみでもある。今後注目して行きたいと思う。