March 22, 2005

ブラザーフッドのメッセージ

Brotherhood昨晩は引越しのあと初めて夫婦でのビデオ鑑賞会となった。

家から歩いて45秒のところにあるビデオレンタル屋さんに入会してかりたのは韓国映画のブラザーフッド。以前から見たいと思っていた作品だ。日本語吹き替え版しかなかったが、見ることにした。

この映画は、朝鮮戦争を舞台にしている。同族どうしで殺しあった悲劇の戦争。

兄弟が主人公だが、二人で徴兵されることになり、兄は弟を兵役から開放し、大学で勉強ができるようにするために、一生懸命に戦いに参加し、英雄として表彰されることになるが、弟が殺されると、北側へ行ってしまった。

実は弟はどうにか生き延びていて、最後は兄弟が敵同士になり戦場でまみえることになる。

この映画を通し、朝鮮戦争がどんなに悲劇的な戦争だったのか、よく分った。

北朝鮮の映画では、朝鮮戦争の敵はいつもアメリカ軍で、韓国軍は所詮米軍の手下であると同時に、同族として裏切り者という立場で描かれる。そこで強調されるのは、常に米軍がどんなに残酷なことをしたか、とうことと、朝鮮人民軍がどんなに勇敢に命がけで戦ったか、ということだ。その上で反米思想を植付け、士気を高める役割を果たす宣伝物であると思う。

それに比べて「ブラザーフッド」は、戦争自体の愚かさと悲惨さを強調した、ハリウッドの7月4日に生まれて以降、一貫して続いている方向性に沿ったメッセージを伝える作品だと思った。

この映画が教えてくれたことは、同族同士の殺し合いとは、突き詰めれば兄弟同士の殺し合いに集約されるという訳だ。
このような悲しみは、そのようなことを近代に未経験である日本人には到底理解できないだろうと思う。現在韓国のロ大統領と、朝鮮のキム総書記が歩調を合わせるように、いくつかの問題で日本を攻撃しているのは、このような悲劇を味わった民族としては十分に理解できることだと思う。韓国と朝鮮は敵対しているとしても、所詮同じ民族なのだ。両国にとって、日本は同じく、かつての支配者で、敵なのだ。

こんなときに、僕ら在日は憂鬱になる。僕らの一応の本国である朝鮮半島の二国は、在日のことなぞ何とも思っていないのだ。それが寂しい。

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paul83 at 23:34│Comments(0)TrackBack(0)日記 

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